古民家再生、古民家物件、リノベーション情報など。

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ヘッダイメージ

株式会社 長井工務店

対応エリア大阪府北部地域・京都府南部地域

創業83年、棟梁制の工務店。

古民家アイコン

長井工務店の長井正広さんは三代目。
家業を継ぐ前、継いだ後のことなどをお伺いしました。
古民家が多く残る大阪府島本町で「棟梁」ができる大工さんたちを引き連れ、数々の古民家リフォームやリノベーションを行っています。

インタビュー

ある日突然「蔵の図面を描け」

──
まず、長井工務店さんの歴史というか、沿革みたいなものを教えてください。
長井
創業は今年で83年なんです。
──
おお、そうなんですか。
長井
僕のおじいさんが大工やってて、僕の親も後を継いで。そんで僕も後を継がんとあかんなあと思って、理科系に進んだんやけど、どうも合わなくて、大学浪人中の夏に勝手に文系に変えました。(笑)
──
えー… それで受験間に合ったんですか?
長井
間に合いました。(笑) それで法学部に入ったんですが、当時ちょうどファミコンブームで、卒業後はサラリーマン経験後、ソフトウェア開発会社に入ってシナリオライターになりました。
──
え! そうなんですか?
長井
そうそう。で、30歳くらいまでやってたんですけど、結局家業を継ぐことにして、結婚してから夜間の専門に2年通ったんです。
──
へぇー。
長井
今も嫁さんには「無駄な学歴」て言われますけど。(笑)
インタビュー
長井
それでまあ継ぐことになったんですけど、親は昔の職人気質で、全然教えてくれない。
──
ああ、それよく聞きます。職人さんって教えないんですよね。
長井
教えない。
──
「見て盗め」っていう。
長井
だからずっと放ったらかしで、現場監督しろとか、土方の手伝い行けとか、30代はそればっかりで、7年くらい経ったある日、突然「新築の蔵の図面を描け」って言われて、それで描いたのが初めてです。
──
紆余曲折ですね。
長井
まあ文系になって、サラリーマン経験して、親の背中見て、これで良かったんかなと思います。たぶん理科系の大学行って、中堅のゼネコンとかに入ってたら、もうこんな今みたいなことはでけへん、アホらしい言うて、ローコスト住宅とかで利益率を追求してると思う。(笑)
──
(笑)
長井
あとやっぱり大学が文系で、僕は元々真面目に勉強するタイプやったんですけど、メチャクチャな先輩とかがいて、常識を外すコツみたいなのを教えてもらったり。暗黒舞踏とかアングラ演劇とか…
──
はいはい。
長井
その体験なんかも、今やってる地域・学校との関わり合いで、学校教育に無いことをワークショップなどで教えてあげたりするのに役立ってます。
インタビュー

家ごとに棟梁を決める

──
この辺って古民家が多い地域じゃないですか。今仰ってる「地域」への取り組みと古民家がどう関係してくるのかって思うんですけど、長井さんが特に「古民家」を推している理由というのがその辺に関係あるんですか。
長井
えっとね、まずね、この辺って平安時代からの土地なんで、住んでる人たちはべつに自分の家が「古民家」って思ってないんです。そんで、うちの大工さんたちも、べつに自分たちを「古民家を直せる大工」やと思ってない。普通の工事やと思ってる。(笑)
──
自然にできるんですね。
長井
そうそう。
──
今抱えてる大工さんって何人ですか?
長井
今は4人です。40代から、一番上が70代。若い子もいたんやけど独立しまして。うち、手刻みで新築ができるから、若い子がどんどん技術を身につけて独立するんですわ。
──
30代で手刻みってなかなかいませんよね。
長井
今の大工さんはそもそも手刻み自体がでけへんからね。
──
でもいくら技術があるっていっても、独立なんて簡単にできるんですか?
長井
うち棟梁制なんです。家ごとに棟梁を決めたらそこから全部一人でやらせる。わざと僕は頻繁にいかずに家一軒を任せるんです。そやからみんな技術も知識も段取りも一流ですよ。僕は肝心な日だけ見に行くんやけど、それ以外は任せられるから、めっちゃ楽。(笑)
──
(笑) でもすごいですね、それ。
長井
そのために何年も辛抱せんとあかんけどね。
インタビュー

古民家は大工の技術が一番大事

──
長井さんにとって「理想の家」ってどんなんですか?
長井
いつも施主さんに言うてるのは、僕は建築家でもデザイナーでもないんで、まず理想を教えてくださいと。ハウスメーカーのモデル○号とかじゃないから、決まった形はないんで、その人だけの家やから。家族構成がどうとか、家族でどういうことを大事にしてるかとか、そういうのをいかに聞くかを重視してます。
──
理想像は施主さんの中にある。
長井
そう。その人の理想が一番やから。うちから「この自然素材が絶対いいですよ!」とか、そういうのは言わない。「お金ないからクロスで」って言われたらそうします。もちろんアドバイスはさせてもらいますけど。
──
例えばこのサイト見てくれてる人って、古民家を直そうとしてる方々だと思うんですけど、古民家をリノベーションする時の基準というか、重視してるポイントはありますか?
長井
大工の技術が一番大事ちゃいますか。
──
というと?
長井
家って、ずっとまっすぐに建ってると思ってる人が多いんです。でもそうじゃなくて、例えばこの辺の地域やったら北西の風がずっと吹くんで、その方向に歪む。
──
へー!
長井
その他にもねじれやら痛みやらで、建具が開かなくなったりとかは当たり前で。そういうのを補修するのは全部手仕事でないとできません。柱を抜いたり入れたりするのも大工さんに知識がないとできないんで。
インタビュー
──
僕も今の親方に決めたのが、柱を抜いていいかどうかを即答してくれたっていうのが大きな理由です。
長井
構造が分かってないと即答でけへんからね。だから仕上げとかは、さっき言ったように自然塗料でもクロスでも、好みでいいんです。でも構造はちゃんとせんとあかんから。今の家みたいに20年30年もてばいいというんじゃなくて、古民家は100年もった家を、あと100年もたせるための工事をするべきやから。
──
ほんまそうですよね。
長井
だから大工さん選びが一番大事。ただ問題は、その技術を持った大工さんが今めちゃくちゃ減ってる。
──
この事実、一般の人は知りませんよね。
長井
でもうちは普通にやってるから(笑)
──
施主さんも普通に頼んでる。(笑)

おわり

古民家リノベーション施工例

株式会社 長井工務店

代表取締役 長井正広
創業 昭和19年
設立 平成8年6月11日
資本金 4,000万円
所在地 大阪府三島郡島本町広瀬2-1-35
電話番号 TEL:075-961-0304
FAX:075-962-5252
許可 (般-28)第102245号
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