古民家再生、古民家物件、リノベーション情報など。

株式会社清新ハウス 一級建築士事務所

全国古民家再生協会新潟第一支部・支部長 中村 綱喜

対応エリア新潟・三条・新発田・見附・長岡

新潟第一支部の対応エリア新潟全域

繊細さと豪快さの家づくり。

古民家アイコン

新潟県新潟市の清新ハウス代表取締役社長であり、全国古民家再生協会新潟第一支部の支部長である中村さんは、多彩な趣味と経歴を持つ方です。役者時代に培われたもの、古民家に惹かれたきっかけ、そうして出会った古材の魅力。繊細なカーテンの話から豪快な構造の話まで、中村さんらしく彩り多い対談になりました。

インタビュー

空き家調査で気付いたこと

──
えー、いつも雑談から始めさせて頂いてるんですけども。
中村
何話すんですか?
──
新潟話とか…僕、新潟にはほぼ行ったことないんで。
中村
あ、じゃあぜひ来てくださいよ。夏でも冬でも、いいですよ。
──
なんか僕の中では取りあえずスキーっていう印象が強いんですけど。
中村
うん、そうですね。あと蟹とか食べ物も美味しいし。バランス取れてますよ。
──
いやあの、すみません、やっぱり先に取りあえず言わせてください。今日の中村さん、外人のゲーマーにしか見えないんですけど(笑)
中村
(笑)

インタビュー

──
まあそれは置いといて(笑)。施工例見させて頂いたんですけども。あのー、わりと古民家リノベーション事例も載せてらっしゃいますけど、現代風と古民家のええとこ取りみたいなのが多いですよね。
中村
コテコテの純和風ってあまりニーズが無いので。でもそうは言っても、良いところは残して、という感じ。
──
和室は和室でガッツリ残されてますよね。僕の家もそうなんですけど。
中村
最近空き家調査もよくやっていて、築50年とか70年とかその辺りの家が多いんです。そういう家はまず古い和室があって、そこに増築されてるケースが多くて、その新しい方が築30年とかなんだけど、実はインスペクションやってみると、新しい方がダメな場合が圧倒的に多い。
──
あー。そうやろなあ。
中村
分かるでしょ?(笑) 古い方ってしっかり土や木という本物で作られてるんでガッチリしてて、いいんだよね。
──
そうなんですよねぇ。
中村
増築して新しく作った水回りだとか、リビングなんていうのがもう安普請だったり、適当な工事してたり、断熱してなかったり、雨漏りしてたりとか、そういうのが多いんで、新しい方を壊して古い方を残すみたいな、そういう改修が多い。
──
なるほどー。僕も離れが築30年くらいで、母屋が築100年だったんですけど、離れの方を壊しましたね。近所の人たちびっくりしてましたけど(笑)。でも実際解体してるの見てたら、筋交いも入ってないし、そのくせ屋根が重いし。そういう過渡期の建物なので、素人目に見ても危ないかなーと。あと内装がやっぱ、めっちゃ安っぽいですよね。
中村
そうですね。
──
あれって当時は高級品が無かったんですかね?
中村
いや、ようは作られた工業製品だから。昔のものは自然のものだから、色味も古くなってもナチュラルでしょ。
──
ああ、そうですね。
中村
ニセモノじゃなくて本物だから、素人目で見ても分かりますよね。
──
てことは今僕らが新品で高級感があるって喜んでる素材も、時が経てば安っぽくなってしまうってことですか。
中村
もちろん。
──
当時のグレードというよりも、人工物かどうかってことですね。古民家って基本「きれいさ」については放置で大丈夫ですもんね。
中村
現代で新しいいろんな機能を持った便利なものが出来て、時短にはすごくなってるんだけど、必ず壊れるようにできてるというか…たとえば昔のブラウン管って意外ともってたという。
──
あー、そっすね。
中村
経済的にどうなのかは分からないけど、そういう差は大きいですよね。
──
あらゆるものの耐久性が低くなってる気がしますね。僕、いまだに70年前のカメラ使ってますけど、古民家と一緒でメンテすれば永久に使えるんですよ。
中村
ほー。
──
でも今売られてるカメラが70年後にも使えるかというと。
中村
バッテリーが無くなってるし(笑)。
──
ねえ。
中村
それにアナログって味わいもあるし。デジカメでそれに寄せたモードで撮っても、やっぱ違うんだよねえ。
──
そうそう。天然木目のプリントみたいな(笑)。ああいう感じですよ。〇〇風っていうのが良くないですよね。
中村
なんでもそうだけど、本物に似せるのはカッコ悪いよね。お金ないみたいな感じが(笑)。賛否ありますけどね。

インタビュー

インテリアとカーテンの話

──
施工例って、あれ全部自然素材なのかなって思ったんですけど。
中村
ああ、そうですよ。ニセモノは使わない。強いて言うなら建具だけ。
──
あー。
中村
建具はどうしても高いし、既製品を使っちゃうんだけど、建具はねえ、メンテナンスが大変で、狂ったりするんだよね。
──
はいはいはい。
中村
昔の建具はしっかり乾燥させてるし、何年も寝かせたいい材で作ってたんですけど、今は無垢で建具作るとけっこうメンテナンスが…
──
なるほどー。まあ今の住宅性能に対しても、無垢の建具は使いづらいですよね。隙間あるし。
中村
でも大事なのは、建具とかカーテンって、空間の重要な「華」なんだよね。だから建具が本物かニセモノかで空間の華やかさが全然違う。
──
ああ、さすがっすね。
中村
素人目で見たら分かんないんだけど、我々が見ると、いい建具が入ってるとその家の見方が違うもん。
──
いやでも素人も、無意識にそれは感じてると思いますよ。
中村
何となくね。パッと見て、何か違うなってね。
──
僕も建具の重要性に気付いてから、建物の見方が変わりましたもんね。
中村
影響力が高い存在なんですよね。建具の色もそうなんだけど、一番最後にカーテン入れるでしょ。カーテンの色味でその空間が生きるか死ぬかっていうのが、ものすごくある。
──
へぇーっ。そうなんや。
中村
色選びはお客さんに委ねてるけど、選択肢はある程度こちらで先に選ばせてもらって、その中から選んでもらうようにしてますね。デザインもそうだし、ブラインドなのかロールスクリーンなのかドレープカーテンなのかとか、その辺もこちらからお勧めして。
──
へぇー。
中村
ほんとに自由に選んじゃうとまとまらないし、さらにそこに家具が入ってくると、もう我々の手の離れたところになるから、最終的な空間の仕上がりってすごく変わってくるんですよね。
──
そっかー。そうですよね。あるやろなぁ。そこは作り手としては、施主であるお客さんの自由なんだけど、めちゃくちゃになるのはやっぱりちょっと…というのはありますよね。僕、カーテン選びから逃げたんですよ。
中村
うん。
──
そういうお話を僕も別のインテリアに詳しい人から聞いてたんです。カーテンは手を抜くなって。
中村
はい。
──
でも僕、カーテンの勉強まで手が回らなくて。それで取りあえず「うちはカーテンをつけない」という方向に逃げたんですよね。だから僕はそこをクロニカでアドバイスできてなくて。
中村
インテリアコーディネイト的に言えば、座卓とかソファ、椅子とかは替えようと思えば替えれるんだけど、カーテンってね、しかも古民家だったら開口部だらけでしょ。縁側とか掃き出し窓がずらっと並んでて。
──
はいはい。そうですね。
中村
そんな大きな面積のところに、合わないデザインのカーテンがどーんと来たら、やっぱりせっかく作った空間が……ということもあって、そこは、ある程度はこちらで絞らせてもらうことが多いです。
──
そっかー。すごいなー。でもお客さんもそうしてもらった方が助かるんじゃないですか。
中村
結構カーテンって一番最後になるし、予算の枠から忘れられがちなんですよ。たとえば一棟あたり30万円するって言うと、え、こんなにするんですか、じゃあニ〇リでいいですって話になる(笑)。
──
うちニ〇リです(笑)。
中村
いや、ニ〇リでもプレーンなものであればいいんだけど、きつい柄とかが入ってると、床の間が映えなくなって死んじゃうみたいなね。
──
柄は難しいですよね。柄物を古民家に合わせるのって、なかなかイメージが湧かないんですよ。カーテンや壁紙の柄が目立つと欄間や床の間に目がいかなくなるとか、そういうことですよね。
中村
最近の家って、空間をできる限りシンプルにつくって、カーテンとか家具で空間を彩る。
──
あー! はいはいはい。
中村
そういうテクニックなんで、インテリアコーディネーターという立ち位置がすごく重要になってくるんだけど、昔はそうじゃないでしょ。古民家は、豪快な構造、床の間、柱という「体」で表現してたけど、今は「アイテム」でつくるから。
──
あ、だから現代の「アイテム」を古民家に入れようとすると、バッティングするんですね。
中村
ごちゃごちゃしてくる。
──
なるほどー。
中村
お互いの主張がケンカするんですよね。
──
いや、僕、中村さんの風貌から、まさかインテリアコーディネイトの話になるなんて思ってませんでした(笑)。
中村
(笑)仕事は真面目にしてますよ?
──
(笑)いや、真面目っていうか、繊細な感覚ですよね。
中村
A型の天秤座で繊細ですから。

インタビュー

死ぬまでお付き合い

──
僕、ちょっと個人的にお聞きしたいところがあって。中村さん、役者活動をされてたって小耳に挟んだんですけど。
中村
ああ、はい。二十代の頃、東京で。
──
それってどういう経緯で?
中村
いや、まあ、役者になりたくて、あっちに行って、事務所に入ってオーディション受けて。そういうチャンスを窺っていたっていうね。なかば中途半端でやめましたけど。
──
それって何歳くらいの時ですか?
中村
27くらいかな。もう30前には生活の形をつくらないといけないなというケジメをつけて。
──
それで新潟に戻られたんですね。元々ご実家が会社をやってはったんですか?
中村
そうそう。二代目です。二代目J Soul Brothers。
──
まあ見た目もそんな感じですよね。編集めんどくさいんでこういうボケはカットしませんよ(笑)。
中村
(笑)
──
じゃあ、継ぐのは継ぐって決めてらっしゃったんですか。
中村
そうですね。それで資格の勉強したりとか、働きながら勉強してたから、皺寄せがきて、もっと若いうちからやっときゃ良かったなと。
──
いやでも役者経験ってぜったい活きてると思うんですよね。だって役者って、イメージじゃないですか。想像力をフル回転させて自分以外の人になるってことですよね。そういう能力って、お施主さんの気持ちになれるんじゃないかなって。
中村
あのねー、寄り添うことはできるけど、その人になるのはできないんだよ。
──
ああー。
中村
お施主さんって一言で言うけど、無数の性格、無数の好みがあるから、意外とそれは難しくて、それを言うのであれば、実際に自分が家を建てた経験があるかどうか。その経験があればそうなれるかもしれない。
──
そういうもんですか。
中村
やっぱ役者も経験しないと分かんないから、見よう見まねでイメージだけで演技しても嘘がばれる。
──
そうなんやー。
中村
たとえば料理人の役だったらちゃんと料理人のバイトしたりとか。
──
そうなんすか!
中村
そういう細かい努力はしてるんすよ。やったことないのは演じられないんで。それはプロでも大御所でもみんなそうでしょ。
──
へぇーっ。
中村
まあ実際でも、営業には活かされてますけどね。一番大事なのは信頼じゃないですか。技術力は高いに越したことはないけれど、嘘はつかないとか、正しい仕事をしてるとか、この人なら願いを叶えてくれるとか。
──
うんうん。
中村
そういう信頼感が生まれれば、あとは細かい話がいらないんですよ。お施主さんの困ってることをしっかり聞いて、想像して、解決策や提案をしっかり出すことができれば、全部任せてもらえるんですよね。
──
はいはい。
中村
そうじゃない若い頃って、ひたすらパンフレットを読み上げて、ここはこうで、とか。でもそれだと難しいんですよね。しかも今のご時世はインターネットで事前に調べ尽くせるんで、情報を持った状態でうちらに来られるんで、余計な説明がいらなくて、嘘の情報、眉唾の情報はちゃんと修正させてもらいますけど、人と人で関係を持つ方がいいんですよね。
──
そうだと思いますね。今、お客さんが欲しがってる情報ってすごい変わってきてますよね。情報はある程度集められるから、あと知りたいのは、その人がどんな人なのか知りたい。
中村
そうそう。結局、住宅業は、相手が誰でもいいってわけじゃないんだよね。人を選ぶんだよね。お店じゃないんで。
──
ああ、なるほど。
中村
コンビニで品物買うわけじゃないんで、人生かけてますからね。何千万もローン組んで。だから信頼できる相手じゃないと預けられない。それが昔は棟梁だったりしたわけで。だから特殊な仕事ですよね。
──
よく「アイミツを取れ」とか言うんですけど、金額よりも相性の方が大事やんって思いますね。
中村
そそ。アイミツを2、3社取って、すいませんあちらさんの方が安かったんであっちにします、って人は結構いるんだけど、それはもう最初からご縁が無い人だと思うし、もし成約しても最後はお金のトラブルになる可能性がある。ちょっと追加があったりしたら、もうそこでうまくいかない。お金が先行して、信頼関係が無いから。
──
なるほどなるほど。
中村
信頼関係があれば、お金はある程度は許容してもらえるし、こっちも、追加が発生しても追加を出さずにやってあげようと思うし。いいもの作りたいから。
──
はいはいはい。
中村
だからそこが特殊だし、大事だなと思いますね。そこで大手と差別化が図れてるかなって思う。
──
あ、そうですね。
中村
俺だったら「死ぬまでお付き合いしますよ」って、決めゼリフがあるんです(笑)。
──
おー。
中村
大手だったら転勤や退職やらがあるけども。俺の場合は地元で、逃げも隠れもしませんから、信用してくださいと。
──
なるほど。
中村
それが最後の紋所ですね(笑)。

インタビュー

阿賀町は古材の宝庫

──
あの、ちょっとお聞きしたいんですけど、中村さんが古民家という方向に行ったきっかけってあるんですか?
中村
うーん。
──
サイトには施工例として載ってないですけど、Facebookとか見てたら結構、古民家のお仕事されてますよね。最近も移築プロジェクトやってらっしゃるし。
中村
あー、はいはい。
──
他にも何棟かされてて、結構精力的に。
中村
そもそも、さっきの役者時代につながるんだけど、時代劇が好きで。
──
ほーー。なるほど!
中村
ああいう環境で、暮らしてみたらどうなのかなって。濡れ縁をね、袴穿いてサッサッサッて歩いていって…
──
(笑)
中村
(笑)
──
なかなかの特殊性癖ですね(笑)。
中村
それで古い建物が好きになって。
──
まあでも確かに、僕も武家屋敷が一番好きなんですよ。農家住宅ではなく。あの縁側を歩いてたんやろうなっていう、あの感じですね。
中村
そう、それで囲炉裏があったり、茅葺きだったり、そういうのがいいなあって。でもそれを実現するには当然技術が必要なんで、たまたまうちは古い付き合いの大工さんが何組かいたんで、あ、これは出来るな、というところに至って。
──
そうなんですね。
中村
しかも、今はそういうビンテージとか古いものが活かされていく時代だと思ったし。それに空き家の問題もあるし、これはこの業界、盛り上がっていくなっていうのがあったんです。
──
なるほどー。
中村
それに当時はそういうことを大々的にしてる企業が新潟県では無かった。そしたらここ3、4年くらいでバタバタと「古民家リノベ」とかそういうことを謳う会社が増えてきましたけど。
──
まあでもそういう後追いの「古民家」って言い出した企業と、古民家再生協会でしっかり躯体の構造からみんなで勉強してるところとは、まあレベルが全然違うんだろうなとは思いますけど。
中村
あとほら、古材の話があるでしょう。古材がやっと認められて、しっかりした優れた材だということがはっきりしてきたから。
──
はいはい。
中村
ゴミが宝に変わったわけですからね。
──
材って新潟はどうなんですかね。
中村
材はね、今やってる阿賀町のプロジェクトを経て、ものすごい宝庫だというのが分かった。
──
ですよね。なんかそんなイメージです。
中村
やばいくらいあって。とにかく阿賀町ってところはすごい空き家があって、今回一つさせて頂いたらもう次から次へと、俺ん家も見てくれと。
──
ほー。
中村
ほんと次々に現調しにいかないといけなくて。
──
へぇーっ。
中村
だからすごい良い流れにはなってるんだけど。
──
そんなザクザクあるなんて中々無いと思いますよ。
中村
たとえば棟木とか梁とか、五間の長さのものとかがざらにあって、そのまま使いたいところだけど、9mも運べないから…
──
あー。はいはいはい。
中村
結局現場でぶった切るしか無い。そこは残念だなって思うんだけど。そういう材がいくつもある。
──
梁とかごっついのって、積雪が関係してるんじゃないですか。
中村
もちろん。雪国は太いですよ。
──
こっちの大阪とかに比べたら太さも立派さも全然違うでしょうね。
中村
まあ、関西というか、西日本と東日本で比べると、材に恵まれてるっていうのもあるんだけど、東は構造の豪快さで、西は繊細さ、みたいな。材料の使い方とか納まりを見ていたらそういう違いは感じますね、だから豪快なものが欲しければ、北国。
──
いやー、すごいな。移築も今からブームが来ると思うんですけど、それの輸出元として、阿賀町も重宝されますよね。
中村
そうですね。
──
これを読んでる方が、自分のところにそういう材が欲しいと思ったら、すぐお話ができるわけですよね。
中村
もちろん。一棟丸ごとの完全再生じゃなくても、そういう材料を使って、ニュアンスを出せますからね。
──
ええ時代ですね。

インタビュー

古材の良さを伝えたい

中村
今ね、お客さんに一番伝えたいのが、古材の良さなんですよ。
──
ほー。
中村
大原さんも勉強したから知ってると思いますけど、古材って新材より強いと言われてるじゃないですか。
──
はい。
中村
100年ものでもまだ成長過程にあって。だから5~60年くらいの家を解体した時に出てくる材って、積極的に再利用するべきだし。普通に今どきの家を建てるにしても、通常は集成梁を使うようなすごく荷重のかかるようなメインの梁に古材を使って耐力を持たせてあげるとか。そういう風に普通に、気軽に使ってもらえればなあっていう思いがあって。
──
はいはいはい。
中村
その先にカーボンニュートラルとか、カーボンフィグゼーションなんていう取り組みにも繋がっていくので。
──
うんうん。
中村
だから今は、古材に対する認知と理解に力を入れたいですね。結構皆さん、そんな古いのって大丈夫なの? とか普通に思うと思うんだけど。
──
ああ、そっか。そう思われるのか。
中村
だってあれ、ほんとにね、カンナかけて製材したら新品同様になりますからね。
──
そうなんですよね。
中村
プロが見ても分かんないから。
──
えっ、そうなんや!
中村
ちゃんと製材して四角く加工されたら全く分かんないですよ。
──
マジで? いや、僕もね、経験で知ってるんですよ。大工さんが古い柱を切った時に、中に新品の木が見えてて…(笑)
中村
断面がね(笑)。
──
そう、そんで色はまっさらだし、すごい木の匂いもするし。
中村
はいはい。
──
古びて煤けてるのってほんとに表面の数ミリの話なんですよね。
中村
そそ。表面だけで。中は新品となんら変わらない。ただ、水分がしっかり抜けてるし、徐々に強くなっていってるので。古いから捨てるんじゃなくて、そのことがもっと知られて、普及していけばいいなって思いますよ。
──
なるほどー。僕も小さい家を建てた時に、全部無垢の木でお願いしたんですけど、一本だけ大きな梁があって、それを新品でやるとすごいお金がかかるというんで、泣く泣く集成材にしちゃったんですよね。でも今思えばそういうところに古材を使ってあげれば、強度も出るし、化粧で見せることもできたのかなって。
中村
代わりに古材の丸太を入れれば良かったかも。だからぜひ、古材の情報を発信していってください。それと阿賀町が古材の宝庫だということも。
──
了解しました! いやー今日はどうもありがとうございました。面白かったです。

おわり

施工例







株式会社清新ハウス 一級建築士事務所

※直接お問い合わせの際は「クロニカを見た」とお伝え頂くと
何かしら良いことがある気がします。

所在地 〒956-0014 新潟県新潟市秋葉区福島167-2
電話番号 0250-24-4151
FAX 0250-24-4152
フリーダイヤル 0120-395-047
設立 平成3年5月23日
代表者 代表取締役社長 中村 綱喜
業種 建築工事業
一級建築士事務所
不動産業
事業内容 住宅の設計・施工・監理
土地建物(不動産)の売買・賃貸・管理及び仲介
店舗の設計・施工カフェ運営
古民家再生事業
家具販売
認可 新潟県知事許可(般-2)第26125号
一級建築士事務所登録 新潟県知事(ヘ)第2704号
宅地建物取引業 新潟県知事(5)第4345号
技術資格取得者
  • 一級建築士 1名
  • 古民家ツーリズムまちづくりプランナー 1名
  • 二級建築士 1名
  • 空き家課題トータルコンサルタント 1名
  • 一級建築施工管理技士 1名
  • 住宅メンテナンス診断士 1名
  • 二級建築施工管理技士 1名
  • シックハウス診断士補 1名
  • 宅地建物取引士 2名
  • 特例住宅リフォームカウンセラー 1名
  • 増改築相談員 1名
  • リフォームスタイリスト1級 1名
  • 福祉住環境コーディネーター2級 3名
  • 住宅ローンアドバイザー 3名
  • 古民家鑑定士1級 1名
  • 既存住宅状況調査技術者 1名
  • 伝統再築士 1名
  • 整理収納アドバイザー2級 1名
  • 伝統資材施工士 1名
  • DIYリフォームマイスター 1名
  • 古材鑑定士 1名
  • DIYリフォームアドバイザー 1名
  • ファイナンシャルプランナー2級 1名
加盟
  • 一般社団法人全国古民家再生協会事業者会員
  • 新潟県建築士会新津支部会員
  • 公益社団法人全日本不動産協会会員
  • 株式会社ハウスジーメン届出事業者
  • 住宅保証機構株式会社届出事業者
  • 一般社団法人リノベーション住宅推進協議会会員
  • 新潟中央倫理法人会会員
  • 下越南倫理法人会会員
  • 街の屋根やさん 加盟店
  • 加盟店ハッピーパートナー企業
URL https://www.seishinhouse.com/

株式会社清新ハウス /
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