【過去記事発掘】古民家の内覧に持っていくべき道具とは?
今回は過去記事発掘回。「古民家の内覧に持っていくべき道具」についての記事を掘り起こします。
該当の記事はこちら。↓
これ実は前回の通常記事「僕はどうやって古民家をリノベしたか・その5「理想の古民家が見つかった時の具体的なチェックポイント」」とも併せて読んでいただくとさらにグッドな話かと思います。
で、内覧に持って行くべき道具については過去記事に書いた通りなんですが、そうですねえ、ここに書き忘れたものがあるとすればそれは「スケール」。
あれ、「スケール」ってご存じないですか?
それは一粒飲むと目に映るものがなんでもスケスケになってしまうという昭和の少年マンガ臭い魔法の薬……ではありません。
スケールってのはメジャーのことです。昭和臭く言うと巻き尺です。
なんでメジャーのことをスケールと呼ぶのかは知りませんが、職人さんは全員「スケール」って呼んでるので僕もそう呼んでます。
ちなみにこれは余談ですが、不動産屋さんや売主さんに嘘をつかれないためには、メジャーを懐に忍ばせていって、しばらく内覧した後でおもむろにメジャーを取り出し、「すみません、ちょっと”スケール”使っていっすか?」と言って建具の採寸を始めると完璧です。
で、そのスケールなんですが、不動産屋さんや売主さんを警戒させる目的だけではなく、普通にあちこち採寸しておけば家に帰ってからめっちゃ役に立ちます。
たとえば建具。
古民家好きの皆さんはきっと建具好きでもあると思うので、自分で使いたい建具を探す人も多いでしょう。
そんな時、敷居から鴨居までの高さを測っておいたり、既に入っている建具の縦横厚みを採寸しておけば、持っている建具が使えるかどうかが判断できますし、これから通販で建具を買う時の参考にもなります。
あるいは畳一枚の寸法を測れば、その古民家がどの畳の規格で建てられているかも判明しますし、廊下の幅を測っておけば今使ってる家具や家電が家に入るのかどうかも事前に分かるのです。
あと僕の場合は自分が「好きだな」と思う感覚を数値化したくて、内覧じゃなくても「いい」と思った玄関の庇の高さ、出具合、バランスが好みだと思った障子のマスの大きさ、桟の太さ、そんなものを一つ一つ測りまくってた時期がありました。
なのでスケールはほんと最低でも一つは持っておいた方がいいアイテムです。
少なくとも僕にはマストでした。
スケールあったら何でも測れますからね。スケールで測れないものなんてないですよ。軒の出だろうが床下の高さだろうが恋人の心だろうが何でも測れるんですよ。
てことで、とにかくスケールは買っておきましょう。
5mくらい測れる金属のやつと、あとは無印とかで売ってる2mくらいのペラいやつもあると便利です。
それではまた次回!





