【過去記事発掘】古民家リノベーション体験談その後1 古民家は庭がとても大事
今回は過去記事発掘回。
前栽をつくった話。
この回ではぼっさぼさだった植木が綺麗になって、ボロボロだった庭が見事にリノベーションされていく様子を3回にわたってお届けしております。
この頃はほんとに失われた風景を一つずつ取り戻していくような生活をしてました。目の前のひどい有様を眺めながら、本当ならここはこうなっているはず…!という理想を頭の中で思い浮かべてやり過ごしていました。
今も裏の広い方の庭に関しては全然手が入れられてないし、風呂上がりの自分の全裸を見てもほんとうにどこから修正すればいいか分からない状態ですが、それでも当時の暮らしから少しずつ理想に近付いているという実感はあります。
「ゆっくりやればいい」
リノベーション中、焦る気持ちに言い聞かせるように、心の中で何度も呟いていました。
それでも最初はやっぱり焦るし、心が苦しいし、毎日目に飛び込んでくる「手つかず」「汚い」「直るのか分からない」という風景はメンタルを削ってきます。
でも一ヶ月、半年、一年経つうちに、風景が見慣れたものに変わっていき、自分の心の中にもそれらを許容できる余裕が生まれてくるんですよね。
ゆっくりしていいところは、ゆっくりやればいいのだ。
僕もそう思って、毎日風呂上がりのピノを楽しんでいますよ。