僕はどうやって古民家をリノベしたか・その7「古民家をリノベする前に知識をつけよう」
過去にたぶん書いてるけど膨大なアーカイブに埋もれて自分でも見つけられないのでもう一回改めて書くぜシリーズその7。
前回の記事はこちら。
前回は古民家を買ったら、リノベプランを考える前にしばらく住んでみましょう、というお話をしました。
住んでみないと分からない部分もたくさんあるので、いきなり工務店を探してプランを考えてもらう、というのはちょっと悪手です。
僕のように住めない場合でも、近くの部屋を借りて数ヶ月通うだけでもいいと思います。
その間に、夏はどんな感じなのか、冬はどれくらい寒いのか、太陽はどこまで入るのか、風はきついのか、湿気はどうなのか、近所の環境は大丈夫か、などなどいろんな事実が分かってきますので、プランニングはその後の方が絶対いいです。
数ヶ月なんて待てない!
とか思いますけどその間にしっかり古民家の勉強、家づくりの勉強をすれば良いのですよ。
実際、僕は工事が始まるまでの一年間でかなーり集中的に家のことを学びました。
みなさん家のことってあんまり分かってないと自分で思うじゃないですか。
でもまあゆうて毎日住んでるし、そこまで知らないこともないし、ほら断熱?とか耐震?とか?三級?とか?みたいな感じで?まあその辺のスペックを気にして?エコで長期優良でなんかいい感じのこと言ってるところに頼んだらええやん?
とか思ってるでしょ?
そんな人たちに僕は言いたい。
家ナメんな?
まじで。
考えてもみてください、1万円のBluetoothのイヤフォン買うだけでスペックやらレビュー数やらバッテリーの保ちやら低温が出るとか高温がスカスカだとかすぐ壊れたとかサポートの対応が悪いとかいいとか生産国とかメーカーの信頼性とか「聴き比べ検証! 1万円の同価格帯イヤフォン8種徹底比較!」とかYouTubeで見ちゃうのであれば、4000万円のローンを組む時は、1万円イヤフォンの4,000倍の知識がいると思いませんか?
実際、ちゃんと家のことを分かろうと思ったらいるんですよ。4,000倍の知識が。
まあ4,000倍までいかなくても、せめて少なくとも今の20倍くらいの知識量は欲しいものです。
20倍って大したことないと思いますか?
僕の激太りドリームMAX体重がいま76kgなんですけど、それが明日から1,520kgになったらどうします?
そんな数値になるともはやダイエットとかじゃなくて普通に解体、精肉、出荷ですよね?
20倍というのはそういう世界、つまり、食う側が食われる側になるほどの転換なのですよ!(ダブル肉厚ビーフバーガー食いながら)
で、じゃあ勉強ってどうやってすればいいのよ、ということですが、もちろんこのサイトを隅から隅まで読んでいただくと10倍くらいの知識はつきます。
が、それプラス、僕は【雑誌】をおすすめします。
YouTubeもGoogle検索もいいですが、ああいうのはあくまで瑕疵があっても責められない、責任を負わない素人の体験談です(おまえもな)。
対して雑誌というのは、僕も何度か載せていただきましたが、プロが取材してプロが記事にした、ほんとにしっかりしたコンテンツなのですよ。
なので今回は、当時僕が大変お世話になった雑誌のリストをご紹介したいと思います!
【デザイン編】
「Casa BRUTUS」(マガジンハウス)
→ 言わずと知れたキング・オブ・おしゃれ。というだけではなく知的好奇心も満たせます。巨匠の建築がよく特集されるので基本的に「ほわー」と思いながら眺める用。
「住む。」(泰文館)
→和風テイストの住宅が多く掲載されており、古民家リノベと相性ばっちり。一番たくさん持ってます。
「商店建築」(商店建築社)
→実は70年の歴史を誇る老舗雑誌。名前の通り素晴らしいお店の建築を紹介する雑誌なので、そのまま施工例を自宅に採り入れようと思ったらオイルマネーが4億ほどいると思いますが、眺めているだけでもデザインの勉強になります。
【知識編】
「dopa(ドゥーパ)」(キャンプ)
→非常に実践的なDIY雑誌。これも古民家リノベと相性抜群です。相性抜群すぎてNo.157に10pにわたり僕の自宅を掲載、さらに長文を寄稿させていただいたこともあります。
「住宅建築」(建築思潮研究所)
→キレッキレの建築家による「住宅」を紹介する雑誌。設計の細部に踏み込んだ内容でプロユースですが、眺めるだけでも絶対楽しい。
「建築知識」(建築知識)
→ガチ中のガチ。設計士の事務所や一部の工務店さんの本棚にあるやつです。素人が読むと分からんことも多いのですが、完全プロ向けだけに「本当のこと」が書いてある雰囲気がプンプンしてテンション上がりました。
……以上こんな感じです。
これらは10年前の話なので、この他にもいろんな雑誌が創刊されている気がしますので、ぜひ本屋さんで探してみてくださいね。
ちなみにさっき自宅の本棚を見てみたら、雑誌や書籍だけで100冊近くありました。集中して勉強した時から増えてないので、当時は1年で100冊くらい読んだのだと思います。
ということは、さっきの20倍理論でいうと、普通は5冊。
ほら、信憑性あるでしょ?
イヤフォンとか、旅行とか、普通は4~5冊読んで決めるやつを、家の場合はその20倍、つまり、100冊分くらいの知識を入れといた方がいいよ、ってことですよ。
仕事しながら100冊も読めるかボケ、という人は仕事辞めてください。
うそです。
雑誌パラパラ見るだけでもいいじゃないですか。じゃあ50冊でいいですよ。
週に1冊、月に4冊、1年で48冊。そんだけでいいから、パラパラ見てみてください。
たぶん1年後、「家」に対する見方が全然変わった自分を発見していると思います。
僕がそうでしたから。
ということで今回は古民家リノベの知識の付け方をご紹介しました!




