一本の古材からオリンピック選手村や万博、村上春樹記念館まで、幅広い建設に携わる東京の真輝建備代表の腰越さんは、日本の材木屋として古材の流通促進に取り組んでいます。材木のこと、古材のこと、建築業界のこと。有名建築家K氏とのお仕事の話や海外の展示会など、誰も知らないようなお話もたっぷりと伺いました。
全国古民家再生協会群馬第一支部、松本家の松本さんは、小さい頃からものを作るのが好きで、自然と建築の世界に入りました。工場の機械で生み出されるプレカットの家ではなく、人間が木のクセを見て、現場で判断しながらつくる伝統的な「手刻み」の技術を修業時代に習得した松本さんは、それを後世に伝えていきたいと願っています。この記事ではそんな松本さんの仕事に対する姿勢や考え方の一端をお伝えします。
埼玉県秩父郡にある浦島設計事務所の浦島さんは幼稚園の頃に大工の棟梁に出会い、高校の頃に障害児者のボランティア活動に出会います。いくつもの出会いによって導かれるように今があり、古民家に惹かれる自分がいる。家の話を通じながら、「住みよい家」を目指す浦島さんのルーツを探っていきます。
【内容】
秩父地方の古民家のこと / 空き家になりつつある「昭和の家」 / 過渡期の家と伝統耐震診断 / 祭を中心としたコミュニティ / 障害児者のボランティア活動 / 高校の時にガラガラッと変わった / 住みよい住宅、使いやすい建物