【告知】僕の小説が発売されます
クロニカをご愛顧いただいている皆様、いつもありがとうございます。アンドごめんなさい。
今回は告知回です。
昨年、小説家としてデビューしました僕の初の単行本『八月のセノーテ』が7月7日に発売されます!!!
やったー!!!
と、
正直ここでそういう話をするのも気が引けるのですが、表題作のほか、地方工務店を舞台に30代女子の設計士が大活躍する(しない)デビュー作「森は盗む」も併録されるので、古民家界隈の方々にも楽しんでいただけるのではないかと思い、このようなブログを書かせていただいています。
書影はこちら。

表題作「八月のセノーテ」はタワマンに住んでる中学一年生の話。ジャンルでいうと毒親ものになるのかな?
親に対して、今でもいろんな複雑な思いを抱えながら大人をやっている、かつて子供だったすべての人たちに読んで欲しいと思っています。
そして今まさに子育てをしている親たちにも。
併録作「森は盗む」は、地方工務店でやっかいな客を抱えながら、盗み癖のある大工と一緒に働く設計士の話。
いずれも「家」というものが何かを問う作品です。
本作は文学入門として、どなたでも簡単にすらすら読めると思います(そういう書き方をしています)が、大げさに言うなら、命を削って書きました。
たぶん普通の人は一生文学作品なんて読まないと思うんですが、ここで出会ったのはご縁です。
ぜひ一度、文学と呼ばれるものを読んで欲しいなと思います。
僕は映画も好きだし音楽もマンガも大好きですけど、文学もそれらと同じくらい、めちゃくちゃ面白い作品がたくさんあるんですよ。
知らないまま死ぬのはもったいないです。
僕の作品がその入り口というか、扉を開けるきっかけになってくれたらなと思います。
で、
これだけでスマートに話を終える僕ではありません。
このブログをやってきて7年。
僕から皆さんに何かをお願いしたことはおそらく一度もありませんが、
今、
初めて、
僕から皆様にお願いです。
買って。
まじで。
このオラに……みんなの元気をちょっとずつ分けてくれ……!!
べつにお金が欲しいわけではありません。
皆さんに買っていただけると、おっ、こいつの本、結構売れてんじゃん。
となります。
すると、次の本が出せる可能性が高くなるんです。
なので、少しでも興味がわいた方は、ぜひお近くの本屋さんやオンライン書店で事前予約をしていただけますと非常に嬉しいです。
お値段は税込1,870円。
コーヒー4杯分くらいしますが、コーヒー4杯以上の満足度は得られると自負しております。
出版社による公式情報はこちら。
『八月のセノーテ』
https://publications.asahi.com/product/25405.html
ということで、せっかく古民家情報を求めて5のつく日にお越しいただいた皆様、関係ない話をしてしまってすみませんでした。
でもなんだろう、全然関係ないってこともなくて、古民家とか、新築とか、家づくりとか、僕が喋るそういう話の一番根底にあるものを、自分の小説に描いているような気もします。
ぜひぜひ一度、読んでみてくださいね。
何卒よろしくお願い致します。