【過去記事発掘】「古民家リノベーションしたら新築くらいかかる」というのは本当か
今月も過去記事発掘回がやってまいりました。
最初はこのシリーズみんなに嫌がられるかな、と思って心配してたんですが、アクセス数が激減するわけでもなく、また、この回がやってくるたびに「ああ~~助かった……今週やばいねんわし……」と思うし、実際僕は二足のわらじで新作再校ゲラも明日〆切なんだし、これで良かったのだろうと思います。
とはいえ、しょうもない記事を紹介するわけにはいかないので、ちゃんと自分が再読して面白い、ためになる、このまま過去のアーカイブに埋もれてしまうにはもったいない!と感じた記事を紹介するようにしているのですが、今回の「『古民家リノベーションしたら新築くらいかかる』というのは本当か」を読み返してみましたらね、いや、ええこと言うてはるわ。この人。
この記事はようするに、古民家をリノベしました~って言うたびにどこからともなく現れて「でも、新築くらいかかったんじゃない?」と小声で言ってくる人たちに対するクロニカからのクソデカボイスアンサーなのです。
一点補足しますと文中に出てくる「50万~60万」という坪単価は4年前のもので、今は悲しいことに「65~85万」くらいに上がっちゃってると思われます。
建築資材の高騰えぐい。ぴえん。
でもそうなってくると、いよいよ新築という選択肢は選びにくくなり、「元々豪邸」という古民家のポテンシャルが活きてくるのではと思いますよ。
まあしかし、家を金で測るってのはなんとも浅ましいことよ。
この記事を書いた4年後の僕の所感ですが、家という多様的・多義的な存在を「数字」に換算すること自体がアホらしいなって思います。
それって人間を「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」って言ってるサイヤ人と同じレベルってことですよ。
家ってそういうんじゃないじゃん。
どんな家に住みたいのか、どんな家が好きなのか、見た目とか、雰囲気とか、手触りとか、匂いとか、明るさ、暗さ、空間構成、方角、立地、佇まい、歴史、しつらえ、そういうのが全部「金」で手に入ると思ったら大間違いなんですよ。
1億かけようが1000万だろうが、その人にとって愛すべき居所をつくることができればいいのです。
そう考えた時、僕には古民家、という選択肢が浮かび上がってきました。
安いから、高いから、ではないのですよ。
ということで、今回の過去記事は下記よりどうぞ。