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【過去記事発掘】古民家リノベーション体験談その後4 土間のポーチにパーゴラをつけた話

えー、今回は、本来であれば過去記事発掘回なんですが、前回このブログを私用に使ってしまったという反省を込めまして、パーゴラのその後、をお届けしようと思います。
まずはこちらの過去記事を読んでみてください。

過去記事にありますように、このパーゴラは、当初はただの「イキり」のためだけに設置されたものでした。
今思えば、そんな無用の長物をお金払って作るなんて、たぶんまだ施主ゾーンが抜けてなかったんでしょうね。
今ならパーゴラつくるお金があるなら普通に固定資産税と健康保険に回しますね(6月)。
ほんと税金って何なんでしょうね一体。
自分で書いといてあれですけど、税金のこと考えるともう何も書く気が失せますよねほんとに。
書いても書かなくても税金取られますからね。
じゃあ書かない方がましですよね。
もうパソコン閉じて寝よかな。
でもただ寝るだけじゃ税金取られるから、コールドスリープすればいいんですかね。
コールドスリープすればもう年金とか関係ないですもんね。
そっかコールドスリープすればいいのか!

話を元に戻します。
当時、特に目的もなく、雰囲気だけで作ったパーゴラ。
先のブログにはこうあります。

>あっこれブドウとか這わせればいいのか?
>と思ってブドウを買ってきて植えましたがブドウさんのテンションが低く全然這ってくれません。

そりゃまあブドウからしたらふざけんなって話ですよ。
適当に買ってきて、ろくに調べもせずに適当に鉢に植えられて、「なんだこれ、育たねーわ。だる」とか言ってるアホに食わせる実は無いのですよ。

そんな無計画なイキりブドウ計画が数年経ってどうなったかというと…

実りまくっとるがな。
実り倒しとるがな。
なんでこんなことになったんでしょうか。
なんか最初の2~3年はほんとにやる気がなかったんですよ。
全然伸びないし。太くもならないし。真夏の遊園地のパンダレベルで動きがありませんでした。
それがある日、突然「あれっ?」と異変に気付いたのです。
なんかいきなり伸びてませんかと。
それで慌てて画像の通り、ホームセンターで鉄のフェンスみたいなのを買ってきて、自力でパーゴラに吊り下げてみたわけですが。
そしたらもう怒濤の勢いでツタが伸びていって、2年でこんな感じに仕上がってしまいました。

なぜそんなことになったのか。
古民家歴、というか庭木歴8年のおじさんは知ってる。
これはあれや。
栄養をダイレクト摂取してるやつや。

雑草だらけで見えませんが、これがブドウの株元です。
鉢植えするつもりで買ってきたので、鉢に植えたものの、ほんとになんとなくパーゴラの近くがいいかなと思って適当にポンと置いたんですが……
この勢い……
お前、ダイレクトに吸っているなッ!!

雑草を刈ってみると鉢が出てきましたが、これはもうおそらく鉢の役割を果たしていません。
この急激な伸び率を見るに、どう考えても根っこが鉢を突き抜けて地面に侵入し、そこからおいしすぎる栄養をゴキュゴキュと吸い上げている、つまりこれはパッと見で鉢植えでも、実際は「普通に地面に植えられてる状態」になっているということです。
たとえるなら異動があって転属してきた30代の大人しそうな銀行員が最近やたら高い店で飲んだり高級外車を買ったりしてやけに羽振りが良いなと思ってたら以下略!!
たとえる必要なし!!ダメッ!!
とまあ、そういう状態になってたわけです。

そうなるともはや簡単にこの場所から動かせないんですが、
まあいっか……
といつものB型の思考回路で放置していたところ、今年に入ってめちゃくちゃ実を付け始めた、というわけですね。

もうガンガン伸びてくるからそのたびに脚立に上って「はいはいこっちじゃないですよ~」と誘導してあげないといけません。
これ10年後とかどうなってしまうん?

あ、ちなみに賢明な読者様はお気づきの通り、実はこのパーゴラ、半透明のポリカの屋根がついております。
ていうかつけました。
なぜなら不便だから。
皆さん知ってますか。パーゴラってね、屋根がないんですよ!!
いくらパーゴラの下でイキッてピザ焼いてもゲリラ豪雨でびしゃびしゃになってピザがおでんの中のさつま揚げみたいになっちゃうんですよ!!
信じられないよね!!
ということで屋根つけたらもうほんとめちゃくちゃ快適。
屋根すごいわ。
やっぱりあれですね、タッチ決済やらタクシーアプリやら、いくら世の中に便利なものが増えたといっても、「屋根」とか「壁」とか「床」とかの便利さに勝るものは無いのですよ。

最後に最新のポーチの写真をどうぞ。
見ての通りジャンゴーです。
もう何も感じません。
タッチ決済とか屋根とか言ったってどうせ人間の文明は滅んでいくんです。
もういいじゃないですかそれで。
流れに身を任せましょうよ。
そう、このブドウの木のように……

ということでお届けしましたポーチ&パーゴラのその後でした。
本当に食べきれないほどのブドウが実ってしまったわけですが、どうしよう、食べきれるのかな、と思ってたら一夜で野鳥に全部いかれるというオチも見据えている僕です。
いろんな目に遭って成長したよね。
読者様におかれましては、僕がブドウで圧死しても、僕が野鳥を呪い殺す秘術を身につけても、どっちでも楽しめるので良いと思います。

それでは。
また何か事件が起きたら報告しますね。

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