地方工務店に勤める30代の女性設計士が主人公の純文学作品を読みたい人あつまれ~
ということで今回は5のつく日じゃないですが宣伝です。
本日、ついに僕の林芙美子文学賞受賞作『森は盗む』が掲載された雑誌が発売されました。
雑誌の名前は「小説トリッパー2024年春号」。
僕と文学と賞については過去記事をご覧ください。
いや、前に告知したのって一ヶ月も前だから皆さん忘れてるかなと思って。
何度も宣伝すみませんね。
でもこれ、僕が26年かけて目指してきた話なんで、さすがに宣伝しないわけにはいかないんです。
古民家の情報を求めてこのサイトに辿り着いた方々が「は? 小説? 何このサイト?」と思ってブラウザ閉じるリスクと、いつもご愛顧頂いている方々が「は? 小説? また宣伝?」と思ってブックマーク外すリスクを背負って、今、僕は、この文章を書いているわけです。
ごめんって!!
前にも書きましたが、内容は地方工務店が舞台の短い話で、主人公は設計士の女の子で、手刻みのできる熟練の大工が出てきて、そんな二人のお話なんですが、そういう設定だけ聞いて、あるいは僕の普段のブログを読んで頂いて、皆さんが「たぶんこういう感じの話やろな」と想像するその真逆の話だと思いますので、こうして大手を振って宣伝していいものかと悩んだんですが、やっぱ一生懸命書いた物語は一人でも多くの人に読まれて欲しいし。ということです。
とは言え、こういうきっかけっていいと思うんですよね。
みんな普段小説なんか読まないでしょ。
僕だって周りで小説読んでる人ほぼ見たことないもんね。
スマホが一人一台行き渡って、YouTubeやらインスタやらTwitterやら、こんなにもお手軽で多種多様なエンタメがあふれている世の中、なんでわざわざ活字の塊を、しんどい思いして読まんとあかんねんという話で、それは分かるよ。分かりますよ。
でも考えてみて。
本が読まれなくなった時代とか、出版不況とか、若者の本離れとか、いろいろ言われてますけど、僕はこんなに人々が活字を読み漁る時代は初めてじゃないのか??と思っているのです。
だってインスタもTwitterもLINEもメールも全部活字じゃん。
昭和の時代に比べて、令和のみんなはめちゃくちゃ文字読んでるのよ。
自覚無いっしょ。
でもそうなのよ。
てことは、「うち小説とかムリwww死ぬwww」な彼女も、「小説とかダルすぎ、それアニメになってねぇの?」なお兄さんも、実は毎日活字めっちゃ読んでるし、すなわち小説も読めるんだよね。
だから読もう! 小説!
触れよう! 文学!
というキャンペーンを、僕の作品の発表と併せて、世に広く訴えていきたいなと思った所存でございます。
ニュース記事のくせに長々とすみません。
そういうことで「小説トリッパー2024年春号」発売です。
近所のちっさい本屋さんには無いと思うので、ご面倒でなければ取り寄せてください。
即ゲットされたい方は都市部のでっかい本屋さんまたはネット書店にて。
この春、こんなことがきっかけで、広大な文学の扉が皆さまに開かれることを祈っております。