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【金こそが全て】古民家の「価値」について【金は正義】

ひどいタイトルでごめんね。
ちょっと最近疲れてんすよ。
何言ってんだお前なんかいつもダラダラしてブクブク太ってるくせに、って思うでしょ?
それが最近そんなことないんすよ。
作家デビューしたおかげで、メールとかリプライの相手がみんな言葉のプロなんすよ。
言葉のプロ相手に、たとえばこんなダラダラでブクブクの気の抜けたブログ的な文章なんか送れないでしょ?
毎回刺すか刺されるかの真剣勝負になるんすよ。
だからちょっとここで息抜きさせて。
何も考えずタイトルに【金は正義】とか適当なノリで書いてもみんなに許されるこの世界で休ませて。お願い。

ということでみんな大好きお金の話。
今回は古民家のリセールバリュー(売る時の価値)について思うところを語ります。
まずはじめに、皆さんは中古物件の価格について、その内訳をご存じでしょうか。

A. 土地40坪、築21年のハウスメーカーの家が3,980万円
B. 土地40坪、築50年の建売のボロ家が900万円

こういう二つの物件が売られてるとして、まあ上はHMだし、築浅だし、そんくらいするのね、と思うやん。対して下は、築50年も経てばそれくらいだよねと、思うやん。
でもこれは「土地の価格」と「建物の価格」の合計金額なわけですよ。
んじゃ実際、その内訳がどうなってるのかというと……こうだ!!

A. 土地価格:3,980万円 / 建物価格:0円
B. 土地価格:900万円 / 建物価格:0円

え、まじで?
と思った皆さん、まじです。
これわりと有名かと思うんですが、知らない方のために説明すると、この国における木造建築物って消耗品だと思われてるので、どんな建物でも20年経つと査定がゴミ化するのですよ。
これは僕の思い込みじゃなく、国土交通省の資料「住宅の資産価値に関する研究」(2006)にも「住宅は中古になった時点で価格が 2 割下落し、木造戸建の場合は築 20 年でゼロ査定となる」という恐ろしい記述があります。
そうなんです。
つまり皆さんがフワッと「家の値段」だと思ってるその金額は、実はただの「土地の価格」なんですね。
なので有名な大手HMで建てようが伝説の棟梁が人生を賭けた仕事をしようが20年経ったらゴミ。
笑うよね。
そんなわけのわからんルールがまかり通る国に我々は暮らしているわけです。

で、本題です。
僕は古民家を買ってそこに住む、と決めた時、周囲の賢い方々から異口同音で言われまくった言葉があります。それは、
「売れないものにそんなお金をかけるなんて……」
ということです。
当時僕は彼らが何を言ってるのか全然分からず「売るってなんぞ??? 今から住むんだが???」と思ってましたが、考えてみれば彼らはマンションの売買のように、不動産というのは資産であり、いつかお金に換えられるもの、という認識だったんでしょうね。
まあそれは分からんでもない。
よくマンション投資みたいな話も見かけるけど、高額なものゆえ、投資の対象、資産価値、というところに住宅が結びつくのは当然である。
じゃあ仮に投資の対象だとして、彼らは何を言いたかったのかというと、
「同じ投資をするなら、そんな古民家じゃなくて大手HMで新築するべき」
ってことだったと思うんですよね。
新築のHMの家ならリセールバリューも保証される。
なぜならみんなが欲しがる家だから。
人気だから。
みたいな。
だがしかし!!!
先の事実の通り、この国のルールはそうなっていないのである!
すなわち何千万かけて立派な家を建てようが20年後はカスみたいな値段になり、新建材も劣化しまくって水回りも設備が古くなって屋根も葺き替え時期、外壁も再塗装の時期になって、色々みすぼらしくなって、内覧に来た人たちのテンションも下がり、結局、土地の広さと立地条件だけで売買が成立する……
というのが実情ではないでしょうか。
そして考えてみてほしい。
猛反対されて購入した僕の古民家の20年後の姿を。
これ賭けてもいいけど、なんも変わってへんぞ。
まじで。
今だって既に8年経ってるけど、1mmも変化ないぞ。
まじで。
それはひとえに「最初から古びている」ことと、「自然素材なので良い感じに古びてる」こと、この二点が大きい。
それゆえ、僕が購入した時の魅力がまったく損なわれないままキープされるのである。
そもそも古民家はもちろん最初から「0円」です。
固定資産税だって、これ何度かブログで書いてますけど、年間で国内ブランドのTシャツくらいの金額です。
むしろそこにリノベをかけることによって、新しい価値を生み出すことも可能。
そして自然素材で上手にリノベしてあげれば、その価値が下がらず、その古民家を売る時には「建物の価格」を乗せることだって充分可能なのです。

僕ん家、めっちゃリノベしたけど、たぶん20年後でも売ろうと思ったらリノベの金額プラスしても売れると思うんですよ。
でもこれが新築HMの家だったら、僕だって触りようがないし、20年後は古びてしまって、たぶん付加価値を付けることも難しかっただろうと思います。
だからリセールバリューとか言うなら絶対古民家じゃん、と僕は思うのですよ。
(またはマンションはイコール立地なのでマンションもリセールには有効)

そもそも今後20年で死ぬほど空き家が増えて、もう新築市場は死滅するでしょう。
そうなると戸建てに住みたい人は全員中古物件を買うでしょう。
その時、すなわち今HMで新築で建てた家が築20年の中古物件となった時、その家に価値や競争力はあるでしょうか?
僕は新建材で建てた家は、20年経てば悪い感じに古びてしまって、どれも横並びになると思うんです。
でもその空き家だらけ、横並びだらけの中で、古民家が燦然と輝くと思うんですよね。
古民家の時代が本当に来るのは、これから先だと思ってます。

てことで今回は古民家のリセールバリューについてのお話でした。
収入があまりない僕が余裕ぶっこいてられるのも、実は最悪自宅を売ればいいと思っているからです。
僕がいよいよ追い詰められた時は、全力で売りに出しますので、皆さん買ってね!!
という、
始まりも最悪、終わりも最悪の、今回のお話でした。
おつかれっした。

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