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古民家リノベーション体験談27 工事がはじまる


前回までのお金の話、そしてその前の新築の話と、さんざん寄り道をしましたが、
なんと、
ついに、
今回からリノベーション工事がスタートいたします!
おめでとう!
ありがとう!
今までは皆さまに「古民家リノベーション」というものを、経験者として偉そうにあれこれ紹介してきましたが、これからはもっと具体的に、そして時系列で、リノベーション工事の記録を語っていきたいと思います。

とはいうものの、これまで順にブログを読んできて頂いてる皆さま、既に流れをお忘れかと思いますので、ちょっとおさらいをしておきますね。

古民家を買ったよ!

くさいよ!

くらいよ!

プランかんがえたよ!(×37回)

工務店さんみつけたよ!

見積とローンだよ!

工事がはじまるよ!←今ここ

思い出して頂けたでしょうか。
今ここです。
離れを解体して、新築することにより、新築ローンを組みました。
また同時に、古民家である母屋も直すことになりました。
ただ以前に書いた通り、母屋は状態が分からないので見積無しで、だいたいこれくらいいるんじゃない? みたいなノリでお金を用意しました。

当時の僕の心境は、数年経った今でもよく覚えています。
もうね、生きた心地がしなかったですよ。
これまでボロい賃貸に住んできて、車も親のお下がりを乗って、ローンどころか普通のカード払いすら嫌いだった人間が、突然数千万円のお金を借金するわけです。
例えるなら近所の広東料理屋のおっちゃんが、ある日アジアの巨大麻薬密売ルートを捜査中のFBIの目に留まって広東省に諜報員として送り込まれるようなものです(例える意味なし)。
でもほんとに、それくらいのプレッシャーはありました。
しかも僕の買った古民家、直るかどうか分からんわけです。
その上、味方ゼロです。
頭パーンですよ。
でも頭パーンなってたから決断できたんでしょうね。

ということで着工です。
着工ですよ。
工事の順番はこうです。

1. 玄関から土間をブチ抜いて3tトラックとクレーンを庭に入れる
2. 離れを解体する
3. ニュー離れを新築する
4. 母屋をリノベーションする

いかがでしょうか。
ここで既に嫌な予感がした方、正解です。
このブログを読んでいる人は古民家のリノベーション情報を求めていらっしゃる方々だと思いますが、母屋の工事は工程でいうと最後、すなわちドベです。
いつになったら肝心の母屋リノベの話をブログに書けるのか、自分でもわかりません。
僕が母屋リノベ記事を書くより先にルフィがONE PIECEを見つけてしまうかも知れません。
でもそれまでの過程は、古民家をリノベーションしようとする方にとっては、大体は通る道ではないかと思います。
新築の話にしても、古民家とセットで建てる、古民家ありきの家なので、リノベーションと無関係ではないと思うのです。
つきましては申し訳ありませんが、僕が古民家を触りまくるその時まで、今しばらくお待ち頂ければと思います。

ということで次回は古民家解体編!
もう取り返しがつかないぞ!
乞うご期待!

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