古民家リノベーション体験談23 リノベにかかる費用の話
【前回までのあらすじ】離れの新築はまじおすすめ
はい皆さんどうもこんにちわ。
今回アフィリエイトブログみたいな画像を使ってみましたがいかがでしょうか。
最初一万円の札束の画像を入れてみたんですが、あまりに生々しかったので止めました。
そんなことはどうでもいいですね。
さてプランも固まり、工務店も見つかり、いよいよ着工が近付いてきたこのブログ。
今回は工事の見積、すなわち、お金の話をしようと思います。
金です。ゴールドでもキムでもありません。
moneyです。
言うまでもなく、これは古民家再生ブログにおける最重要ポイントのうちの一つです。
お金をどれだけ持っているかでプランが大きく変わってきます。
たとえばマイホーム雑誌で「このキッチンも自分たちでDIYしたんです」とか言ってて素人でもこんなの作れるのかあ、自分にもできるかなあ、と感心してたら「建築士でもある中川さんのご主人もニッコリ。」とか書いてて「ダンナ建築士やないか~い!!」とツッコむことがよくありますが、
それと同じで、古民家再生ブログで「迷った結果、思い切って全部やり替えることにしました! 予定外の出費は痛かったけど、でも最高の眺めが手に入って満足です♪」とか書いてて、この人よく思い切ったなあ、自分にもそんな判断できるかなあ、と思ってたら玄関先に停まってるのが高級外車で「金持ちやないか~い!!」とツッコんでブラウザを閉じるということも多々あります。
が、
大丈夫です。
安心してください。
僕はお金持ちではありません。
その証拠に、自分が停めた駐車場より100円でも安いところを見つけるとショックを受けます。
丸亀製麺でエビフライをつけるのを一瞬迷います。
ニンテンドースイッチを買うのに数ヶ月悩んでいます。(現在進行形)
大丈夫です。
僕は皆さんの味方です。
…何の話でしたっけ。
そうそう、見積です。
前回僕は新築をおすすめしましたが、まあ正直、お金はかかります。
でもね、古民家のリノベーションだってお金はかかるんですよ。
最初に皆さんのふんわりした夢を打ち砕いておくと、
あくまで目安ですよ、目安ですけど、
古民家を直す費用で、
新築が一棟建ちます。
はい。
今この瞬間、読者の70%がブラウザを閉じてこのブログから離れていったと思います。
いいんですそれで。
古民家を安く買って、安く直して、おしゃれな生活をすごく安く手に入れる、
世の中そんなうまい話はございません。
僕の知り合いでそれを実現している人がいますが、その代わり、仕事以外の時間をほぼDIYに注ぎ込み、何年もかけてやっています。
そういうもんです。
結局、素敵なものを手に入れようと思ったら、時間なりお金なり、相応の対価を払わないといけません。
ある意味平等な世界です。
でもですね、
僕はこれは繰り返し思いますが、同じ金額をかけるんだったら断然古民家だと思うのですよ。
親方は言ってました。
僕の買った古民家を新築した場合、億は超えると。
古民家の大きさやコンディションにもよりますが、例えばリノベーションに1500万円くらいかけると、気持ちよく住めるレベルになります。
それって新築で坪単価50万として30坪の家を建てると同じくらいですよね。
考えてみてください。
坪単価50万というと、中小工務店であれば普通のスペックです。
どこにお金をかけるかは様々ですが、基本的に、
構造は集成材、屋根はスレート、外壁はサイディング、内壁はクロス、床は突き板または木目プリントというよくあるパターンになると思います。
10年単位でメンテナンス費用が必要になり、固定資産税もMAXです。
また大手さんだと坪100万くらいなので、家の大きさが半分になって超狭小住宅になりますね。
ところが、古民家に同じお金を注ぎ込んでみると…
本物のでっかい梁と柱で組まれた平屋。屋根は瓦葺き。外壁と内壁は漆喰または板張り。床は味わいのある無垢板または畳。グッドデザインな木製建具が並ぶ美しい縁側があり、庭があり、座敷もあります。広さも30坪以上あるでしょう。
瓦も漆喰も板もほぼノーメンテ。
固定資産税はタダみたいなもんです。
どう考えても古民家やろ…
と思うのですが、なぜか僕はものすごく少数派のようです。
もちろん新品が好きな人、中古商品が苦手な人、家に興味ない人、温度差が嫌いな人、駅近を重視する人など、色々好みもありますから、べつに少数派でもいいんですけど、
ちょっとあまりに少数派すぎひん?
と僕は思うのです。
なぜ少数派なのか。
それは古民家暮らしに関するいろんな情報が少なすぎるというのも大きな原因でしょう。
そのうちの一つ、リノベーション費用の話。
次回もう少し詳しくお話します。
つづきます。