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古民家リノベーション体験談87 石庭(違う意味で)

【前回までのあらすじ】ヘビはまだいいけどアライグマとイタチはカンベン

ウェ~イ!!
これを書いてるのは夜中の12時過ぎなのでテンションがフォー!!
今回はずっと前にちょっと触れてから今まで完全に放置してた庭のことを書くぜ~!!
いや、庭て。
と思ったそこのお嬢さん!!
古民家に関係ないこと書いてないでさっさと話進めろや! と思ったそこのお父さん!!
関係あるっ中年!!
すみませんやっぱり一回寝ます!!

(寝た)

おはようございます。
昨夜ちょっと取り乱しましてすみません。普通になったので普通に書きます。
さて庭のお話ですが。
これは実は建物以上に難儀なものでして、庭は庭でいろいろあるんですよ。
以前に庭のことを書いた記事があるので、お時間ある方はこちらも併せてお読みください。

古民家リノベーション体験談33 庭のこと

↑の記事では、日本庭園だった裏の庭を更地にして、土をユンボで軽く掘り返したところまでをご紹介しました。
そこからは皆さんご存じのように、離れを新築し、母屋をリノベーションしていったわけなんですが、じゃあその間、庭はどうなっていたのかというと…

庭
庭

どうにもなってなかった。
そりゃそーだ。
そもそも庭なんて一番後回しにされるんですよ。
古民家で生活していくため必死に知恵を絞って走り回ってる最中に、「庭の美しさ」なんか1mmも考える余裕ないですからね。
雪山で遭難しかかってる時にその日の髪型の決まり具合を考えられないように、古民家リノベーションやってる時に庭のことはなかなか考えられるもんじゃありません。
ということで我が家も庭が完全放置のまま時が過ぎていきました。

掘り返した庭

こちらが当時の写真。
ギチギチに踏み固められていた日本庭園の地面をユンボで掘り返して柔らかくしたんですが、なぜそんなことをしたのかというと、日本庭園→落葉樹の庭に変えようとしたためです。
落葉樹って葉が落ちるじゃないですか。その落ちた葉が堆積して腐葉土になるじゃないですか。そうすれば歩くとふかふかして、どこからかリスがやってきてどんぐりを隠したりするじゃないですか。
僕はそういう庭にしたかったんですよ。
で、いつまでもこのままじゃいかんと思って、ある日思い立って、庭の土壌改良に着手しました。
ユンボで掘り返したのは一部分だったので、とりあえず残りの部分をスコップで掘ろうとしたんですが…

石だらけの庭

掘れば掘るだけ無限に出てくる大小の石。
ていうか石に当たって掘れない。
どんぐり隠すどころじゃないです。リスの爪が剥がれるレベルです。
なんじゃこりゃあ!!
と僕は叫びましたが、例によって誰も助けてくれないので、自分でどうにかすることにしました。

菜園くん
一輪車とクワ

こうして道具が増えていって、数年したら立派な「田舎のおっさん」になるんですね。
まさか自分の人生で一輪車とクワと菜援くんを買うことになるとは夢にも思いませんでしたが、これで道具は揃ったので、いざ開墾!!

石だらけの庭

むり!!!
石が無限すぎる。
これゲームだったら完全にプログラムエラーです。バグです。
期待の星だった菜援くんも、すぐ石を挟み込んで停止してしまうのでアウトでした(菜援くんはその後ようやく見つけた石の少ないエリアで畑の開墾に大活躍するのですが、それはまた別のお話)。

で、掘ってて思ったんですが、これ石っていうか土自体が死んでないか? と。
なんかね、カチカチの土の破片を触ると、ボロボロ崩れるんですよ。
水分が一切無いっていうか。森のフカフカした土と全然違うんです。土自体がもうカチカチなんです。
例えがうまく思いつきませんが、なんていうか…引っ越しでパントリーを整理してたら一番奥から出てきたこれ何年前のやつやねんっていうクリープの粉(開封済み)みたいな感じ?
我が家の庭はまさにカチカチになったクリープが広がる死の原野。
動物どころか微生物の存在すら感じられません。
そこで次は、土自体の改良を目指すことにしたのですが…

長くなるので続きます。

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