京都府京都市、Anyxi(エニシ)建築工房の永井さんは一級建築士としてRCから木造まで様々な建物を手がけます。そんな永井さんは、木造のこと、古民家のことは大工に教わったと語ります。その古民家もまた、子供たちに「生きる力」を教える存在。我々の先祖が培ってきた文化の流れを絶やさないため、永井さんは再生協会に加盟し、京都第二支部を立ち上げました。
淡路島の北淡エリア、まさき工務店の事務所は日本の原風景のような景色の中にあります。1995年の阪神淡路大震災を乗り越え、どんどん変わっていった淡路島に対し、そこに大工として生き続ける正置さんにある思いが芽生えます。
大阪府岸和田市、中原工務店の中原さんは地域に根ざす大工さん。今では希少になってしまった手刻みの仕事を求めて親方の元を離れ、23歳で独立されました。今や再生協会の支部長として、古民家を守り、地域を良くする活動に日夜奔走する日々です。そんな中原さんに、大工の話、地域の話、子供の話など色々お伺いしました。
京都府亀岡市にある松栄住宅代表の畑さんは、古材を使った新民家という住宅を推進されています。その考えに至るまでには、左官の世界、不動産業界、ドームハウスなど様々な経験がありました。常に答えを探し続け、60歳を過ぎて新しい世界に飛び込んでいった畑さんの、多くの体験と思考の軌跡をここにご紹介します。
【内容】
不動産業界に飛び込む / 家をつくりたい / 日本初の木造ドームハウス / 何のために生まれてきたのか / 京町家の改修 / 「新民家」という選択肢 / 繋げていって欲しい
京都府亀岡市、畑工務店代表の畑さんは手刻みができる大工であり、シックハウスの研究者であり、介護保険事業も手がけていたりと、いろんな顔を持つ方です。多岐にわたるお話をお伺いして感じたのは、その底の方に流れる「お客さんのためになることをしたい」という気持ち。畑さんが辿り着いた答えは「本物の家づくり」でした。
【内容】
大工は揺れ方を知っている / 消えた「家の個性」 / 不動産屋が大工を選ぶ / シックハウスの研究 / 介護保険の矛盾 / 一階の雨漏りの話 / 図面に無い仕事 / 自然の気持ちよさ / 木を舐める
奈良県大和郡山市。奥様のシックハウスを契機に自然素材の家づくりに舵を切り、古民家再生を手がけるようになった代表の中西さんへのインタビューは、まるで古民家のような雰囲気を持つモデルハウス『和みの家』にて行われました。寒さの話、職人の話、住宅産業や断熱の話。多岐にわたってお届けします。
【内容】
義父の仕事を継ぐ / 奈良の古民家事情 / 寒さの経験と薪ストーブ / シックハウスから古民家へ / ふっと気が抜けた / 中古物件の問題 / 断熱の実験
24で一人前の棟梁として独立後、伝統工法の家を数多く手がけてきた大森大工代表の大森さん。立派な古民家が建ち並ぶここ滋賀県長浜市で鍛え上げられた、いわば古民家のスペシャリストです。そんな大森さんにたっぷりと語って頂きました。
【内容】
丁稚奉公、そして独立 / 奥様との二人三脚 / 守り続けた伝統工法 / 地元の素材でつくられた家