古民家リノベーション体験談その後 クロニカは木がめっちゃ育ってます
世の中には、あなたの知らない間に育っているものがあります。
それは友達の子供ではなく、あなたの腹回りの中性脂肪でもなく、徹底的に処理したはずのムダ毛でもありません。
それはあなたが思っている何倍もの速度で、何倍もの大きさに膨れ上がります。
そして何より恐ろしいのは、そのことにあなたがほとんどと言っていいほど、無自覚な状態だということです。
そう。
それは庭木。
庭木めっちゃ育ってたわ。
いやーまじで全然自覚なかったんですよ。
でもこないだ、数年ぶりに家に遊びに来た友達が、庭見てドン引きしてて。
「えっ……何これ……」みたいな。
そんでまあ適当に「庭木けっこう成長したやろー」とか言ってたんですが、その友達が帰ったあとで当時の写真を見返してみたら、そらビビるなと。
ていうか僕もビビりましたよと。
そういうわけで、皆様にもお伝えしておこうというお話です。
ちなみに庭木については過去にも書いてます。2017年当時のものと、2020年に書いた記事ですね。
ではとりあえず、2016年の写真をご覧ください。
はい。
これはもう何度見ても見るたびに僕だけが泣きそうになる「庭キッチン」状態だった当時の写真。
当時は真ん中にある歪んだ台で料理つくってました。
でね、ご覧の通り、庭も死んでる状態だったんです。
そりゃ新築建てるためにここにダンプやら軽トラやらがバンバン資材を運び入れて、水はけが悪かったからクラッシャー(砂利)をドザーって入れて、とにかく現場ですよ。工事現場。
グリーンのある暮らし。とか言ってハーブ植えてたら重機に轢き殺されるような状況だったので、この時はすべてを諦めていました。
そして工事が終わり、1年後の2017年。
ヒョロガリな木を数本植えて、なんとか庭っぽい体裁を整えようとしてみました。
でもこの時だって、この庭が自分の理想の、ジブリっぽい森のような庭になってくれるとは思えませんでした。
だってヒョロヒョロやんこいつら。
子供のキック一発で折れるやん。
理想の森みたいな庭にするには、業者に頼んで、きっと300万くらいかけて外構工事しないとあかんのよ。
はあ。
300万円っていつ貯まるんや…
~とか考えてたら300万貯まらんままあっという間に7年の歳月が流れた~
なっとるがな。
ということで森になりました。
前述の友達が庭を見たのは2018年くらいだったので、そらビビるやろなと。
いやーちょっとずつ成長してるから、こうして比較するまであんまり自覚なかったですけど、君ら育ち過ぎ。
この左のオリーブなんて、当時その辺のオシャレカフェが雰囲気で売ってた、屋内の植木鉢で死にかけてたちっさいオリーブですからね。
それが今や二階の窓まで迫っとる。
地植えってすごいね!
庭の中央に植えたヒョロガリくんも、今やメイウェザーみたいにバキバキに仕上がっています。
植えた直後の写真と、支柱を基準に見比べてみてください。
他にもビフォーアフター撮ってみたのでどうぞ。
ビフォーアフターその1
ビフォーアフターその2
ビフォーアフターその3
ビフォーアフターその4
はい。もういいですね。
なんぼ撮っても緑がモッサァァ…ってなってる写真が並ぶだけですからね。
で!
ここで何が大事なのかというと2点!
一つは、いくら友達の子供が大きくなって高1の女子高生になっていたからといって対面で「うわ~めっちゃ大きなったやんか~おっちゃん覚えてる??このおっちゃんの顔覚えてへん??君がオムツしてた時から知ってるんやでぇ~~~ほんまおっきなってびっくりやわ~~~もう娘さんやんか~~~彼氏できたんか??」などと絶対に言ってはいけない、ということではなく、いやそれも大事ですけど、僕が言いたいのは、ご覧の通り「庭がモサると周りの建物が隠れる」という事実です。
これ意外に盲点。
うちの庭木は落葉樹が多いので、冬になれば周囲の家々は視界に現れるんですが、逆を言うと春から秋にかけてはマジなんも見えないのですよ。
すごない?
これは周囲の住環境がよろしくない方々にとっては非常に有効ではないかと思います。
この技を使えばたとえお隣さんがロー○ンだろうがびっくりド○キーだろうがまことちゃんハウスだろうが、一切問題ないのです。
そしてもう一つ大事な点。
それは、こうなるよ、ということです。
何を言ってるか分かんないと思いますが現在工事中の方には伝わると思って書きます。
こうなるんです。
大丈夫。
大丈夫だからね。
ということを言いたい。
リノベも大体大丈夫ですが、庭こそ、植えたらこうなるんだから、大丈夫なんですよ。
僕べつに特別なことなんもしてないもんね。
石ころだらけの終わってる地面に、1万円くらいで買ってきたヒョロヒョロの木を適当にぶっ刺しただけやもんね。
本当に理想の庭になるんだろうか、こんなクラッシャーだらけの、石ころだらけの、グリーンのグの字もない死んだような土地であっても、緑いっぱいのお庭に生まれ変わってくれるんだろうか。
と心配している皆さん。
大丈夫。生まれ変わります。
それでも不安な方は、これらの写真を保存してスマホの待ち受けにしといてくださいね。
ということで今回は庭のその後のご紹介でした。
また4年後とかにやる気がする…