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古民家リノベーション体験談11 カビ臭との戦い その4

古民家を掃除する嫁
(ツナギスーツで掃除する嫁)


【前回までのあらすじ】臭い対策あきらめました


古畳を捨ててもダメ、バラ板を洗ってもダメ、竹炭を少々置いてもダメ、ということで八方ふさがりになった僕は、とりあえず臭いのことは諦めて、掃除やら片付けやらリノベーションプランやら工務店探しやらを進めることにしました。
でもね。
畳を捨てちゃったもんだから、以前より臭いが強烈になってるわけですよ。
毎日玄関入ったら息止めるんですよ。
そんで乳飲み子抱えて離れまでダッシュするんですよ。
まるで汚染区域を突破するアクション映画のワンシーンです。
つらい。
どうにかしたい。
でも、右も左も分からんもん。ぼく、普通の家に生まれた、その辺の普通の人やもん。


などとおっさんが拗ねたところで誰も助けてくれないので、自力でどうにかするしかありません。
ところがある時ふと、ん? と思いました。
自力?
ほんとにそれしか方法がないのか?
誰か助けてくれる人がいるんじゃないのか?
物件探しから今まで、誰にも頼れずに自分一人でやってきた僕は、知らないうちに「誰かに頼る」という発想が消し飛んでいました。
当時の僕はまるでオオカミに育てられた少年のようでした(おっさんですが)。
過去に戻って「この子は人の優しさを知らないのね…」とそっと頬を撫でてあげたい気分です(両方おっさんですが)。


助けてくれる人。
それはドラえもんでもアンパンマンでもなく、いわゆる建築業界の人たちです。
そこから僕の設計事務所&工務店探しが始まりました。
古民家を購入、引っ越しをして数ヶ月。プランも大体できあがっていたので、このタイミングで設計士さんや工務店さんを見つけようと行動を開始したのです。
それからはとにかくいろんな情報を集めまくって、再びモデルハウス見学やオープンハウス見学にも行ったりして、かなりの紆余曲折を経て、ようやく工務店が決まって、今の親方に出会ったわけです。
で、親方、臭いを嗅いで一言。

「臭いは消える。心配せんでもええ」

その時の僕がもし年頃の女性だったら、脊髄反射で親方に求婚してたと思います。
親方曰く、古いバラ板を全部捨てて、杉の新材をぴっちり打ち直せば、臭いは止まると。
その言葉を信じ続け、三期にわたる工事を経て、ついでに大工さんたちとバケツリレーで床下の土を30cmほど全部入れ替えて(真夏)、そして床板がすべて新しくなった現在。
なんと!
臭いが消えました!
ノースメル万歳!!


ビジュアルで伝わるかどうか分かりませんが、居間の一角のビフォーアフターを紹介しておきます。
まずビフォー。
この写真を一言であらわすなら「菌」という感じですね。

床板ビフォー

そしてこちらがアフター。

床板アフター

いかがでしょうか。
ひつじのショーンもにっこりです。
もしこれが元々の状態だったら、ショーンの肺は5分で腐っていたことでしょう。
えらい違いです。
ここまで変わるんです。
ヒノキの無垢材が気持ちよすぎて、夏場はここで昼寝なんかしちゃいます。
リノベーションってすげえ!!


ということで臭い問題、これにて解決。
めでたしめでたし。

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