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古民家リノベーション体験談12 家の機能を割り振る

最終の間取り案


【前回までのあらすじ】臭い問題は解決した


はい。
今回はまた間取りの話。
間取りはもうええっちゅうねん! と思ったそこのあなた。よく読み返してみてください。
僕は間取りを37案も作って死にかけたという話はしましたが、なんと肝心の間取りについての考え方を、まだ一切書いておりません!(どーん)


はい。
さっさと喋ります。
これまでの流れで、離れを解体するということは決まりました。
母屋も一部の増築部分を解体して、元の形に戻すことになりました。
するとですね、古民家は元の形に戻るのですが、
台所と、
トイレと、
お風呂が、
消失しました。
わーい。


この「家の機能」として超重要な水回り3点セット。
人間で例えるなら脳と心臓とおっぱいです。
これらがすべて消滅するとなれば、それはもはや「家」とは呼べません。
そんな最重要パーツがなぜすべて増築部分に配置されていたのか?
僕が超アンラッキーなのか?
いいえ。
それは決して偶然ではないのですね。


なぜかというと、木と土で作られた古民家において「水」というのは天敵なわけです。
だから「水」にまつわる設備はすべて家の「外」に出そうという力学が、古来より働いてきました。
家の外までいかずとも、なんせ家から遠ざけたい。
ということで、台所は土間に、トイレと風呂は離れに、家の中心から遠ざけられた場所に配置されます。
前にも書きましたが、僕の小学校時代の友達で旧家に住んでる子がいたんですが、その子の家もトイレと風呂が別棟にあり、大雨だろうが真冬だろうが、トイレに行くのに靴を履いて外に出ていかないといけませんでした。
つまり。
古民家において、そんな不便な場所にある水回り3点セットが、リフォームの対象になることはもはや自然の摂理です。皆さんこれまですごい不便を強いられてきたので、反動がすごいです。とにかく台所は部屋の中に欲しい、トイレは寝室の近くに欲しい、ついでにユニットバスやら打たせ湯やらカワックやら音姫やらお出迎えオ-ト脱臭やら、もう全力で便利さを追求します。
つまりそういうことです。
僕が選んだこの物件も例に漏れず、増築リフォームの際に水回りがすべて一新されていたのです。
だから 増築部分を潰す → 水回り全滅、となるわけですね。


そんな流れで、どうも古民家を元の形に戻すと水回りが全滅することが分かったので、取りあえずプランとしては、新しい水回りをどう配置するかを軸に考えました。
家というのは、大きく二つの側面があります。
一つは生活するための道具。
もう一つは、気持ちよく過ごすための空間。
水回りに関しては、まず優先して考えるべきは前者です。道具として、どうすれば使いやすくなるか。
特にキッチンは戦場です。
一つのミスが即座に死につながります。
僕はまるで飲食店の大物フードコンサルタントみたいな目線で、レイアウトによって変化する人間の動きを想像しまくったのでした。


また長くなってしまった。つづきます。

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