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古民家リノベーション体験談15 お風呂どこー

【前回までのあらすじ】トイレは一家に一つです。異論は認める。

水回り三点セットのうち、キッチンとトイレのお話は済みました。
今回は浴室をどこに置くのかというお話です。
といっても、キッチンやトイレと違って浴室はまあわりとどこでもいいっていうか、あまった場所にでも作ればいいでしょ。
などとお考えのあなた!!
甘い!!
その考えは友達から土産でもらう外国の変なお菓子より甘い!!

僕はこれまで6回ほど引っ越しをしていて、そのたびにいろんなお風呂を体験してきました。
トイレがセットになった最小ユニットバスや、昭和の古き良きタイル張りのお風呂、築50年の古マンションの窓はもちろん換気扇すらないせいで真夏になると数え切れない羽虫がわいて天井にびっしりと張り付いた上に誰も何もしてないのに張り付いたまま勝手にそこで死にまくってすごい気持ち悪いアートになるお風呂など、色々勉強させて頂きましたが、
その経験上言えることは、

「明るいお風呂は正義」

ということです。
考えてみてください。マンションのお風呂は100%暗いです。ここは実は大きな違いです。
一戸建てでも、都市部の戸建ては浴室の窓も小さく、曇りガラスで気持ち程度の明かり採りしかありません。
ところがうちのように郊外や地方の古民家をリフォームしてどこかに浴室を据えるとなった場合、広い敷地に、わりと自由に位置決めできることが多いと思います。以前僕は増築をdisりましたけど、水回り分くらいは増築したって別に採光や通風に影響出ないですから、自由にやっちゃえばいいんですよ。
「明るいお風呂を作れる」。
それが古民家再生の大きなメリットの一つなのです。
かく言う僕も、浴室は新築した離れに組み込みました。

浴室の位置

敷地が広いのをいいことに、我ながらなんというダイナミック配置でしょうか。
お風呂遠いやん。
しかしである。
お風呂の隣は寝室である。
お風呂入ったら寝るやん?
じゃあちょうどええやん?
ということで、うちの浴室は敷地の東南端に決定いたしました。

余談ですが僕の唯一のミスは「お風呂入ったら喉渇く」という大自然の理を失念していたことです。
コップ一杯の水を飲むためにどんだけ歩くねんと。
まあそんなことはよろしい。
もう一度間取り図を見てみてください。
これ、変な形の建物なので分かりにくいですが、離れだけを一軒の建物として捉えた場合、この浴室はすなわちリビングの方角にあるのです。
なんとまあ贅沢な。
それでどうなるのかというと、こうなります。

浴室

めっさ明るい。
控えめに言って最高です。朝風呂がめちゃめちゃ気持ちいいです。
旅行先で旅館に泊まって、翌朝に温泉入るでしょ。あれですよ。窓から光が射して、湯気が白く浮かび上がって、光の筋がキラキラして見える、あれです。
あれが自宅で。
もちろん湿気はすぐに飛ぶし、グリーンちゃんたちがすくすく育つし、いいことずくめです。
正直、最初はただお風呂が明るくなればいいなと思って二面窓にしたんですが、初めて朝風呂に入った時ビビりました。
先述の「トイレ2つある家」と一緒です。心地良すぎてなんかすごい罪悪感がありました。おれ死ぬんちゃうかなとか思いました。
でも別にすごいお金かけて最新のシステムを導入したわけじゃないですから。
ガラスブロックは少々値が張りましたけど、基本この風呂の気持ちよさというのは「南東向き」という自然由来の要素です。
うちの風呂は新築ですが、古民家に住むとこういう発想もできるんだぜっていう、一つの例になると思います。

以上、数回にわたり「水回りの配置」についてお話しました。
仕様や工事の詳細については、また別の機会に詳しく書きます。
今回はここまで。

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