大分県中津市で一級建築士として活躍されている兎洞さんは、学校などの大型公共建築を手がける傍ら、古民家の耐震のスペシャリストでもあります。今回はその専門家である兎洞さんに、古民家の内覧時のチェックポイントや古民家の耐震構造について、かなりマニアックに根掘り葉掘りお伺いしました。
宮崎県日南市の作田建築設計。代表の作田さんは現場仕事と設計、その両方を深く知る一級建築士さんです。木材、断熱、庭木と風の話……様々な知識を持つ作田さんから感じるのは、家づくりにおけるストイックな姿勢です。楽をせず、妥協もせず、徹底的にお客さんにヒアリングを行って正解を探る。そんな作田さんが語る古民家の話、ぜひお楽しみください。
長崎県北松浦郡、福田工務店の福田さんは代々大工の家系に生まれました。もちろん実家は古民家。幼い頃から木に親しみ、内弟子さんたちに囲まれ、「古民家に育てられたようなもの」と仰います。そんな福田さんは今、全国古民家再生協会の支部長として、地域の古民家と大工の伝統技術を守るため、日々奔走されています。
【内容】
總社神社の再生工事 / 今のこだわりと5年先のこだわりは違う / 兄ちゃんがいっぱいいる / 本当に潰さないといけないのか / 仕口と継ぎ手をよく見ろ
鹿児島県鹿児島市の西建築代表、西さん。一級建築士として、地域の工務店として、また古民家の相談窓口役として今切実に考えるのが空き家問題。その解決のためにはとにかく「住教育」が大切だという信念を持ち、西さんは古民家に隠されたストーリーを丁寧に拾い上げ、古民家のこと、その家の歴史を住人の方々に伝えていきます。
【内容】
勉強しなくていいから家を手伝え / 「縁起でもない話」をしていくべき / 建築も土木もできる / チームプレイの古民家再生
宮崎県日向市、株式会社与組代表の坂口さんは自宅用に古民家を購入し、数年かけてリノベ中。現在茅葺き古民家の移築事業などに意欲的に取り組む坂口さんですが、最初から古民家に出会っていたわけではありませんでした。自然の中で育ち、様々な世界を経験し、やがて辿り着いた答え。そんな坂口さんの物語をご紹介します。
【内容】
田舎暮らしの快適さ / 70年前の大工さんの悔しさ / ホテルに泊まると喉が痛くなる / 木造建築は一括りにしてはいけない / 茅葺き古民家の移築プロジェクト / 古民家に出会うまでのこと
福岡県鞍手郡にあるやまぐち建設代表の山口さんは、昔ながらの技で古民家を直せる本物の大工さんです。木に詳しい大工職人でありながら「お客さんに寄り添いたい」と繰り返す、職人の頑固さや気難しさとは正反対の山口さん。無垢材の話、これまでの半生、古民家の直し方など、多岐にわたってその思いを語って頂きました。
【内容】
何か違うと思った / 独立の苦労 / 古民家を古民家らしく / ずっと勉強 / 無垢材の扱い方 / 全然違う家の寿命 / 家は人間の「巣」