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「リフォームで絶対にやってはいけない5つのこと」みたいなやつについて

YouTube見てたらよくあるじゃないですか。そういう見出しが。
僕そういうの好きじゃないんですよね。
何度も書きますけど家づくりに正解なんざないんですよ。
ていうか自分が買って自分が住む自分の家ですからね。
なんで他人に口出しされんとあかんねんっていう。
前にも書きましたけど家づくりって恋人選びと一緒なんですよ。
自分が好きになった人について、赤の他人から「その子は止めといた方がいい」とか「こっちの子の方が絶対にいい」とか言われてるのと一緒ですよ。
は?
って思いません?
僕、知らん人に「絶対にそのリフォームの方法は止めた方がいい」とか言われたら「いや、お前誰やねん」って声に出して言っちゃうと思いますよ。
他人が人の家づくりに口出しするのって、それくらい意味分からんことですよ。

ただ例外があって、
大工さんとか設計士さんが、構造上の問題について指摘してくれるのは、やっぱ多少は聞いとかないといけないと思います。
でもさ。
「こういうリフォームはやめておけ!」みたいなのってたぶんそういう話じゃないんでしょ。
リフォームに詳しいどっかのおっさんが、施主に言ってるわけでしょ。
……
………
……………
などとイメージでイチャモン付けるだけの人になるとまずいので、念のため適当にそれっぽいやつを何本か見てみましたが、「現場を見ないでお任せするのはNG!」みたいな、なんちゅうか「いや、そりゃそーやろ」という例が多く、イチャモンの対象にすらなりませんでした…
えっと…
この感情の矛先をどこに向ければいいのだ…
まあでも動画の中で「自己中なリノベはするな」とか言ってる方もいらっしゃったので、そういうセリフを真に受けちゃう人のために、ちょっと書いてみますね。

コンセント

この写真をご覧ください。
これは何かというとどっかの会社のサーバルームではなく離れ二階の足元付近です。
僕は自宅でデスクワークの仕事してるんですが、当然のことながら前の家ではコンセントがタコ足になって困ってました。
そんで新築はちゃんとコンセントをつけようと思って数えてみたら12口いることが分かりました。
えって思うじゃないですか。
12口のコンセント口が集まってるビジュアルって、一般家庭で見たことないですよね。
だから「ここにコンセント12個付けて」って電気屋さんに言う時って、こんなアホなリノベやってる僕でさえ、なんかちょっと緊張したんです。
なんか自分がおかしいことをしてるんじゃないか、
ダメなことをやってるんじゃないか、
だってこんなこと誰もやってないから、自分が間違ってて、将来困るんじゃないか、損するんじゃないか、
みたいな漠然とした不安があって、お願いするのに勇気がいったことを覚えています。

が、結果はご覧の通り、あーやっぱり12個にして良かった☆ と思ってるわけです。
なんだったらあと2個増やしたいなと。

照明スイッチの位置

お次はこちら。照明スイッチの位置。
写真はトイレですが、僕は基本的に照明スイッチの高さを超下げてます。
これはよく勘違いされるんですが「小さいお子様でも届くように…」みたいな理由ではありません。
ひとえに「重力に逆らって腕を上げるのめんどいし無駄に肘の関節を曲げたくない」という理由です。
スイッチって普通に工務店さんにお任せしたらなぜか胸くらいの高さ(120cm前後)に付けられると思うんですが、前々から「なんでこんな高いとこに付いてんの?」って思ってたんです。
さっきトイレのスイッチの高さを測ってみたら床から80cmでした。
これならほぼ腕を曲げずにスイッチが押せます。
でも当然ながら電気屋さんには「低すぎる」「押しにくいからやめとけ」と言われました。
でも僕は何度もトイレに入る身体の動きと左手のスイッチを押す動きをシミュレーションしまくって、いや、80cmだ、という確信を得ていたので、反対を押し切ってその高さで付けてもらいました。
そしたらそれが大正解♡
みたいな。
ついでに他のスイッチも測ってみましたが、大体80~90cmくらいで付いてましたよ。
これはもちろんスイッチの形にもよるし、その人の身長にも、ドアの付き方、動線の具合によっても適切な数値は変わってくると思いますが、〇〇cm以下はダメ! とか〇〇cm以上にすべし! みたいな意見は全無視でオッケーよ、ということです。

トイレの窓

最後はこちら、トイレの謎のダブル窓。
これは何かというと普通にトイレにアルミサッシの窓をつけた後、僕が「いやちょっと待ってこの窓もつけて!」と言ってその上に追加でもう一つ窓を入れてもらったやつです。
この時も当然大工さんはじめ現場の方々に変な顔をされ、
「意味ないですよ」
「充分明るいですよ」
などなどのご意見を頂きました。
しかもこのトイレには左手にも明かり採りの窓があるので合計3つの窓があるんですね。
まあそりゃそうやわなと。充分明るいわなと。トイレに窓3つもいりませんよと。
そう思うのは勝手だが!
僕は! 限界までトイレを明るくしたかったので! これでいいんだよ!
と言って窓をつけてもらった結果トイレがすごく明るくなって本当に窓3つにして良かったなと毎日思ってます。
そんな人の感覚なんか他人と共有できないし、数値化もできないし、「なぜトイレが明るい方が良いのか」ということを論理的に説明なんかできませんよね。
だからいろんな人に説明を求められた時は「うるさ~~~~~い!!」(怪物くんの声で)でいいと思います。

以上、実例を踏まえて説明しましたがいかがでしたでしょうか。
とにかく皆さんに覚えておいて頂きたいのは、家づくりにおいて自分が「どうしてもこうしたい(ただし理由は不明)!」と思った時、たとえそれがどんな雑誌を見ても、インスタを見ても、YouTubeでも、誰一人やってないことだったとしても、誰にも何も言われる筋合いは無いし、緊張する必要もないし、その辺の連中に反対されたからといって諦めることもないんだぜ! ということです。
そもそも僕は何度も書いてる通り、古民家を買うっていうだけで親や親族や友達や友達に紹介してもらった設計士さんなど全員に反対されました。
買った後、玄関を潰すって決めた時にも、近所の人や設計士さんや住宅に詳しい友達など全員に反対されました。
離れを潰すと言うと親方や友達に反対され、
電気をここに付けると言うと電気屋さんに反対され、
風呂のドアを木製にすると言うと親方に反対され、
そうやって作ってきた家にもう5年以上も住んでますがまったく不満も後悔もございません。
それどころか自分の思ったようにやり切った満足感と幸福感が今も続いている状態です。

なので今から家づくりをされる皆様におかれましては、何かの判断の局面に立たされた時、信じるのはネットでも雑誌でも家に詳しい親戚のおっさんでもなく、自分なのだということを、頭の片隅に留めておいて頂ければなと思います。
おわり。

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