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続・古民家でDIYを楽しもう! ~棚造りにチャレンジしてみた~

【前回までのあらすじ】板、それは素晴らしき可能性

はーもうほんま画像だけ貼って無言で終わったろかなと思うくらいテンション低いですが、引き続きDIY回です。
なんでテンション低いかって、これ早朝に書いてんすよ。
なんで早朝に書いてるんかって、朝5時に嫁がムカデに噛まれたからですよ。
8年住んで初めてですよ。
しかも古民家じゃなくて新築の方で出たんですよ。
どないせえっ中年。
眠いっ中年。
ということで、眠いです。

板。
板切って、ビスで留めて、塗って、終わり。
完。
という感じで本気を出せば3行で終わる今回の記事ですが、一応色々写真撮ってるんで紹介していきますね。
こういう棚系は、僕はいつも近所のホームセンターで適当な合板を買ってきます。
今回使った合板の厚さは、DIYに興味ないので、何ミリだか知りません。適当です。
んで最初に紹介したカット図面みたいなのを木材カットコーナーの担当の兄ちゃんに見せて、機械で切ってもらいます。
この時に気をつけないといけないのは、板の厚みをちゃんと寸法に反映することと、カットコーナーの機械の刃の厚みを計算に入れておかないといけないということです。
寸法通り切っても、刃の厚み分、長さが短くなってしまうんですね。わずか数ミリとは言え、それがガタつきの原因になったりするので、そこは気をつけましょう。
とかさ、
僕が気をつけるわけないやん。
だってどうせ寸法ミスってんだから。
どうせ組み立てる時に「あれ???なんでこっちだけ短いの???は????」とかなるんだから数ミリとか気にしてもしゃーないのでフル無視でいいです。

さて材料が揃ったので、早速作っていきたいと思います。
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合板を組み立てる時、僕はビスしか使いません。
しかも木をうまく組み合わせて…とかじゃなくてひっつけたい場所に直で揉むだけです。
こんなんサルでもできます。
てかサルは賢いのでもうちょっといい方法でやると思います。
僕は1秒でも早くこの作業を終わらせたいので棚造りの最短距離を駆け抜けます。

ご覧のように、板同士をT字にくっつけて、そこをビスで固定するだけ。
つまり板の断面に、垂直に、ギュルギュルってビス揉むんです。
こんなもん耐荷重1kgくらいしかありません。
象が踏んでも大丈夫、どころかちょっとメタボ気味のプレーリードッグが座るだけで崩壊します。
でもいいんです。
潰れたら「あ~」って言えばいいだけ。
高い金払ったわけでも、プロが自信を持って作ったわけでもないので。
「あ~」で許される世界。それがDIY。

仮組み完了。
この時点でなんか寸法通りにならなくて、既に思ってた形と違います。
数ミリの調整が意味ないことがお分かり頂けたでしょうか。
そしてこれを意気揚々と洗濯機の隙間に差し込んで仮設置しようとしたところ……

あ、あれっ?
入らない……
あれっ? なんで???
と数分格闘したのち、原因が分かりました。
ゴム足です。
棚の横幅を洗濯機と壁の幅ジャストに設計していたんですが、足下の、ゴム足のこと忘れてました。
こいつ出とるやん。
入らんやん。
もおおおおおおおおお!!!

という理由で、足の位置を大きくずらして、完成。
力のかかり具合を考え、この上でメタボのプレーリードッグが昼寝しても大丈夫なようにバランスを取りました。
最初のスケッチとも、寸法図を描いた時の想定とも、仮組みとも違う完成型。
いいんです。人生そんなもんです。
とにかく「壁との隙間にいい感じの奥行きでいい感じに二段ある棚が欲しい」というニーズは満たせたので、これでいきます。

あ、さすがに下の足の接続部分はグラグラしすぎてたのでこうして補強入れました。
この木っ端はその辺に転がってたやつです。
これを入れることにより、昼寝してるメタボのプレーリードッグがここでリングフィットできるくらいには揺れなくなります。

塗装。
ペンキ塗るの久しぶり~
と言いながら僕は直接手を下していません。
汚れ仕事(物理的に)は彼らがやってくれるのです。
ちなみにペンキを塗るときは汚れてもいいような服装で、手袋をしてください。決してこのようにお気に入りの服で部屋を飛び出してきた2秒後にペンキを塗り始めてはいけません。お母ちゃんに怒られます。

完成!!
え、まだ塗りかけでは?
と思ったあなた。
大原家には古くから伝わるこんな家訓があるんです。
「見えないとこまで塗んのまじで意味ないからね。まじで」

からのSuccess!!
いやー今回もがんばった。
どうよこの出来。完璧じゃん。
やっぱりインパクトとか、ペンキとか、家に常備してればこういう時に役立ちますね。
基本的にDIYなんか道具があれば誰でもできるからね。
逆に道具が無いとプロだろうがすぐになんでも手作りする凝り性の田舎のおっさんだろうが何もできないのよ。
今回使った道具は、インパクト、ビス、差し金、紙やすり、ペンキ、バケツ、刷毛。
古民家に住むとこれくらいは常備することになると思います。
まあ別にそんなお金もかかんないし。置き場所はあるだろうし。
なんだかんだ言って、自分にぴったりのちょうどいいものを、近所のホームセンターと手持ちの道具でサクッと作れるのは魅力的ですね。

てことで二回にわたるDIY回、お楽しみ頂けましたでしょうか。
毎度ながら、DIYにしろリノベーションにしろ、こんな感じでゆる~く暮らしていますよ、というお話でした。



はい、お待ちかねのオチ。
完璧な寸法、ジャストフィットの美しいシルエット、これで完璧……
俺やっぱ有能……
ありがとう俺……
って思って隣の寝室でスヤスヤ眠りについたんですが、棚を入れた翌朝、突然「ぐわしょんぐわしょんぐわしょんぐわしょん」という謎の爆音に叩き起こされました。
飛び起きて見に行くと、洗濯機のスイッチを入れた嫁が立っており、一言、
「これあかんわ」
見ると稼働を始めた洗濯機が棚に体当たりを繰り返しているではないですか。
そうです。洗濯機はめっちゃ揺れるんでした。
つまり壁と洗濯機の隙間ギチギチに棚を作ったらダメなんでした。
謎の爆音の正体は、揺れまくる洗濯機が棚にぶつかり、棚がさらに壁にぶつかることにより奏でられる二重奏(デュエット)なのでした。
くそったれ。
お前みたいなやつは、こうして、こうだ!!

はい解決。
めでたしめでたし。
おわり。

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