無理してリノベしてもまあ何とかなる
さて今回は以前の投稿と180°逆の観点からお話しします。
前に僕は「どうせいろいろ忘れるから、無理してその夢を叶えなくてもいいよ」みたいな話をしました。
しかし今日は!
めっちゃ無理しようぜ!
という話なんですね。
いわゆるダブスタというやつです。
そして僕はあちこちで公言している通り、ダブスタ上等です。
とはいえ、何も無理に無理しろという話ではありません。
無理のない範囲で無理をしようという…あれ? じゃなくて、無理をするけどそれは無理のない無理であって、無理矢理無理する無理ではないという…
まあいいや。
たとえば!
メルカリで本売ったりヤフオクで服売ったりしてコツコツ貯めた3万円があるとしよう!
そしてそれを現金振込で手に入れたとしよう!
ウッキウキで「さーこの3万円で何を買おうかな~♪」とか思ってその3万円を財布に入れたが最後!
気付けばいつの間にか6,000円しかなくなってて「えっあれっ、なんで????」とパニックになってレシートを漁ってみたら電気代とか灯油とかカビキラーとかLED電球とか座布団カバーとかそういうどうでもいいやつの合計金額が24,000円になってて「合ってる…」と愕然としたことが君にもあるはずだ!
ではその3万円のおかげですごい助かったかというとそういう実感ゼロという不思議!
つまり何の話かというと!!
その逆もあるってことですよ。
たとえば無理して買い物してうわーやっちまった~買ってしまった~とか思っててもその後ウヤムヤになったりしません?
いやリボ払いとかは別の話ですよ。
あれは破綻しますから。
じゃなくて、たとえばボロ車のクラクションが突然鳴らなくなって、ディーラーに修理の見積取ったらハンドルユニットごと交換になって50,000円(税抜)ですとか言われて、白目剥いてああもう終わった(実話)とか思いますけど、苦渋の思いで5万円払ったら払ったで、なんかもう払った後はそのこと忘れて普通に生活してませんか?
僕、生きててそんな感じするんですよね。
数百万の借金とかじゃなく、「自分が扱えそうな範囲のお金」は、もらっても払っても、なんか自然に溶けるというのが、僕の持論です。
僕は2000万円の住宅ローンで足りずリフォームローンを追加で300万円借りました。
その追加の300万円のおかげで、毎月の支払いが+15,000円増えました。
でもなんか、数年経ちますけど、「毎月15,000円を余計に払ってる」という意識は無くて、別に普通に暮らしてます。
これが不思議なところなんですけどね。
たぶん、本来使ってるはずの生活費15,000円がそっちに回ってるんですよね。
でも自覚はないんです。
たぶん自覚のないところで、本来よりも外食の回数が減ってたり、意識せずに安い方のメニューを頼んでたり、買い物の回数が減ってたりするんでしょう。
でも意識してないし、「本来」みたいな世界線と比較できるわけじゃないので別に悲壮感はありません。
「生活レベル」ってほんとに毎日の一挙手一投足で、缶ジュースを飲むか飲まないか、高速を使うか使わないか、このAmazonの某国製の怪しいiPhoneケーブルを買うかどうか、そんな無数の判断の集積なので、結構すごく影響でかくて、ちょっと意識するだけで毎月15,000円くらいは捻出できるんだと思います。
逆に、じゃあ明日から15,000円払わなくていいよ、ってなっても、定期預金でも組まない限り月々15,000円が貯まっていくかというと絶対貯まらないですね。
かといって毎月15,000円も使ってるんだからその分の幸福を感じるかというと、それもそんなことないんですよねぇ。
ようするに乱暴な言い方をすると、15,000円が浮こうが減ろうが、毎月の生活はほぼ変わらんってことです。
それくらいの金額は生活レベルの無意識の微調整の中に溶けていってしまう。
だったら使っちまった方がいんじゃね? という…
え?
奥さんからもらうおこづかいが月20,000円だから15,000円なんか払えないって?
それは…
ご夫婦間でご相談してください……
例として15,000円という具体的な金額を書きましたが、当然これはその人の生活レベルによって変わってくると思います。
生活レベルが僕よりもずっと上にある人にとってはそれが50,000円かも知れませんし、僕よりもずっと下の人は1,000円かも知れません。
いずれにしても、「その人の払えそうな金額」であれば、多少上下しようが、生活レベルの無意識の微調整でつじつまが合う、ということです。
そんでね、
最終的に何が言いたいかというと、やっとタイトルにつながるんですが、無理をしようぜ、ってこと。
僕みたいに毎日Amazonでいらんもん買って貯金が全然できない人はただのダメ人間ですが、そうじゃなくて家づくりにおいては、払うのに抵抗があるくらいの金額は、無理してもいいんじゃないかって思うのです。
本当はこのキッチンにしたいのに、予算を10万円もオーバーしてしまうから泣く泣く諦める、とかあるじゃないですか。
もちろんそういうシビアさは必要なんだけども、でも、10万円オーバーしたって、払っちまえばそのことはどうせそのうち忘れるぜ! というのもまた、人間の真理ではないかと思うのです。
僕だったら、泣くぐらいなら払いますね。
払ってから泣きますね。
あかんがな。
いやまあ、大丈夫ですよ。追加の300万どころかさらに追加で700万借りた僕が平気な顔して生きてるんだから。(なぜ生きてるのか不思議)
これは子供の話にも言えますね。
よくあるじゃないですか。子育て費用が1人2000万円かかるから年収いくらの家族は2人までとか。お金がないから2人目を諦めるとか。
まー考え方は人それぞれですけどね。
僕はいつも軽自動車に5人くらい子供乗せてるヤンキー家族をイオンで見かけるたびに思う。
本当にそうか、と。
本当に1人2000万かかるから2人以上は子供を産めないのか、と。
本当にこの幸せそうなヤンキー家族は1億持ってないと生活が破綻して不幸になるのか、と。
まあそういうわけで、
悩んで悩んで、どうしても諦めたくないところがもしあるなら、お金がかかっても、払えるんなら払っちまいましょう。
「あの時、無理して本当に良かった!」
って実際僕も毎日思ってますからね。
特に子供の育児環境についてはほんとに思いますね。
子供にとっても自分にとっても、やり直しできない、一生に一度のことですからね。
スマートで賢い選択ばかりじゃ、人生つまんねえぜ。
以上、今回はこれまでの「得する知識」みたいなやつをすべてを覆す悪魔のささやきでした。
どちらのささやきを取るかはお任せします…