古民家再生、古民家物件、リノベーション情報など。

私は本当に古民家に住めるのか?をぶっちゃけて書く

はい。
「ぶっちゃける」って死語じゃね?
という若干の思いを抱えながら書き始める今回の内容ですが、僕はこれまで古民家に関しては膨大な量の情報を書き綴ってきたつもりです。
そして「クロニカのおかげで古民家暮らしが実現できました!」というありがたいお言葉もこれまでほんとにたくさん頂いてきました。
が、
常々僕は思うんです。
「クロニカ読んで情報めっちゃ手に入れたけど古民家暮らし諦めました」という人もまた、同様にたくさんいらっしゃるのではないかと。
そういう人はいちいち僕にそういうことを言ってこないので表面化してないけどまあ絶対に存在するよね、と。
そういうわけで、今回は僕なりに「その人が本当に古民家に住めるのかどうか」を考えていきたいと思います。

諦めたといっても、もちろんいろんな理由があると思います。
古民家に憧れて色々調べたけど旦那または嫁がガチマンション勢で猛反対されたとか。
古民家を買うお金がやっと貯まったと思ったらそのお金を旦那または嫁がFXで溶かしてたとか。
古民家に住み始めた瞬間に旦那または嫁が新興宗教に入信して家の周りにアルミホイルを巻き付けたバリケードを…
もうええか。
つまり僕が言いたいのは先日の11月22日のいい夫婦の日にテレビで流れてたキラキラした嘘くさい夫婦像が気に入らないということではなく、古民家に住む、ひいては家づくりをする、というのはいろんな障害があるということです。
その中で古民家に特化して喋ると、結論から言ってまずこの2つ。

・配偶者の反対
・物件見つからねえ

これが古民家暮らしの2大障壁のような気がする。

1つめの「配偶者の反対」に関しては、すみません、僕はそういう体験がないので、そのしんどさは分かってないと思います。
前に書きましたがうちの嫁は「家」というものに異様に興味がないので、家づくりに関するすべての事柄を全スルーされました。
それはそれでしんどいんですけどね…
その辺については下記の記事に詳しく書いてます。

でね、配偶者の反対なんですけど、なんで挙げたかっていうと、結構その理由を小耳に挟むからです。
諦めたっていうか、スタート地点にすら立たせてもらってない感じ。
確かに配偶者がマンション勢だったら、古民家なんかメリットもデメリットもその真逆の存在です。
生半可な説得には応じてくれそうにもありません。
たとえるならマクドナルドを食べたくなってドライブスルーに来た人に刺身を選ばせるくらい難易度の高いミッションです。
なのでこれは慎重にことを運ばないと高確率で失敗するでしょう。

でも僕はいろんな人たちの話を聞いて思うんです。
古民家に反対していた人たちはみな、古民家のことをちゃんと知らない人たちであったと。
なので作戦としてはまず、自分が好きな古民家や、快適にリノベされた古民家を実際に案内することですね。
古民家の魅力っていうのは写真だけじゃ伝わりません。
旅行に出かけても、あっちょっと寄っていい? みたいな感じでナチュラルに旧○○邸みたいなところに立ち寄るようにすれば、配偶者も少しは興味を持ってくれるかもしれません。
マンション勢は広告の海に飲み込まれています。
あなたは大手企業が数千万、数億かけた広告費によってつくられたプロパガンダと戦うのです。
それに対抗するのは「実際の体験」しかないと思います。
実際に連れて行って、あなたが興奮気味にあちこち解説して、「古民家っていいよね~☆」と振り向いた時、そのパートナーの表情筋が死んでいるかもしれませんが、やってみる価値はあると思います。

んで2つめ。
物件見つからねえ問題。
これは僕が古民家探しをしていた8年前に比べると、ずいぶん環境が良くなったと思います。
当時は空き家バンク? なにそれおいしいの? という状況でしたが、今やわりと活性化されている自治体も多く、かつ「古民家」という概念が浸透し、不動産屋さんの理解が得られる場合も多く、今古民家探しする人はいいなあ、と羨ましく思っております。
がしかし!
それでも、その人が物件に出会えるのは運要素が強い。
運というのは何かというと、古民家探しっていうのは基本的に建物ありきなので、土地が選べない。
それにより運要素が飛躍的に重要になってしまう、ということです。
僕は土地のせいで古民家暮らしを諦めた人たちのために、新築でどこにでも建てられる「和洋折衷の家」をつくったんですが、新築のメリットはまさに「どこにでも建つ」というところ。
むしろ冷静に考えたら家づくりをする時に土地が選べないって頭おかしい状況ですよね。

たとえば僕のように、小さい子供がいるご家庭は、学校までの距離や、その校区の児童数も大事です。
都市部に通勤がある人は、駅から徒歩何分かというのも重要な要素。
そもそも古民家の価格=土地代なので、その古民家(土地)が自分に買えるかどうかという問題もあり。
学校が近くて、駅からも近くて、金額もOKで、さらに気に入った古民家で、という数々のハードルを越えても、「正面に超臭い工場がある」とか「正面に昔ひどいフラれ方をした元恋人が新婚で住んでる」とかで一発アウト。
むっずい!
一般の中古住宅ならタマがたくさんあるので、じゃあ別の家にしよ、で済むんですが、古民家は売り物件自体が少ないし、かつ一棟一棟に個性があるし、ほいほい別のものを選べないんですよね。

じゃあそれに対してどうすればいいかというと、これはもうね、時間かけるしかないです。
半年で出会えなければ1年。1年で出会えなければ2年。
ほんまこれ。
僕のように急に思い立って、その時には既に子供が生まれてしまってて、小学生になったら転校になっちゃうのでそれまでに…! という事情がある人はしょうがない。
それはもう時の運。
ない人は、時間がかかるもんだと思って、ぜひとも気長に探して頂ければと思います。
幸いにも古民家探しには期限がないので。
僕の知ってる人でも、2年3年かけて探したという人も珍しくないので、古民家探しはできるだけ早めにやっておくと吉ですね。
まだ本格的に買う気がなくても、ヒマな時に物件情報をチラチラ見始めておくだけでも全然違いますよ。

ということで今回は「私は本当に古民家に住めるのか?」ということについて書いてみました。
運もあるけど、工夫もできるよ、ということで。
おわり。

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