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都会のマンションから古民家に引っ越すと住環境はここまで変わる

今回は都会のマンションと古民家の違い、特に「住環境」の違いについて説明していきます。

いやなんでこんなこと書こうと思ったかというと、こないだ東京のホテルに久々に泊まったんですよ。
まずね、部屋に入るじゃないですか。
すると「壁」が目の前に表れるんですよ。
で、右見ても「壁」。
左見ても「壁」。
真正面だけ、かろうじて、窓がある。
あー、マンション暮らししてた頃って、こんな感じだったなあと。

あ、最初に言っときますけどこれはもちろん都会生活や都市部のマンション暮らしがダメで間違ってるという話じゃないです。
都市生活にもいいところはたくさんあります。
マンションは管理が楽だったり、ベランダから絶景が見渡せたり、空が広かったり、きれいな夕陽が見えたり、夜中に物音がしてもライトと武器持って庭をウロウロしなくてもよかったりと、様々なメリットがあります。
正直そこは元マンション住みの人間としては手放さざるを得なかっためちゃめちゃ羨ましいポイントです。
だからこれはあくまで僕の体験と好みの話。
そっちよりもこっちを選んだという人の話。
たとえば僕が今住んでる片田舎では109もないし伊勢丹も成城石井も蔦屋書店もないし歩いてるのは芸能人やモデルさんではなく農家のじいちゃんばあちゃんで国道沿いの広々とした敷地に何やら大型店舗が建設中で何が来るんやろうって楽しみにしてたら結局パチンコ屋だったり今度は国道を挟んだ斜め向かいの空き地にも大型店舗が建設スタートして今度こそカルフールとかIKEAとかオシャレスポット付きのアウトドア系テーマパークがやって来るのか!? と思いきや案の定パチンコ屋だったりします。
これはそういう暮らしが嫌な人には関係のない話。
そして関係あるのは、
都市部に住みながら、
なんとなく古民家暮らしに憧れてて、
気付けばインスタやPinterestで古民家の写真をつい眺めてしまってるそこのあなただ!!!

はい。話を元に戻します。
ホテル泊まったんですよね。
そしたら朝7:00の部屋がこんな感じでした。

真っ暗

あ、写りませんね。ブラインド開けて電気つけます。

はい。これが唯一の窓。
まあこれはしゃーない。ここ一泊3,000円のホテルやし。
でも実際、マンションだったとしても、リビングには大きな掃き出し窓があるけど、寝室ってこんな感じじゃないですか?
じゃあこの寝起きの風景が田舎暮らし、古民家暮らしになるとどうなるかというと、こうなります。

寝起きの風景

これ実際同じ朝7:00に、寝起きで、布団の上でヨダレ垂らしながら撮りました。
ぼけーとした頭でも、緑と光を見ると一発で目が覚めますね。

で、違うのは正面の窓だけではありません。
前後左右すべて違う。
ホテルのベッドの上で、左右と後ろの写真を撮ってみます。

左側
右側
後ろ

1枚目、左。壁。
2枚目、右。壁。
3枚目、後ろ。壁。
壁だらけ。
もっと言うと壁との距離めっちゃ近い。
マンションはさすがにここまでじゃないですけど、でも距離が少し遠くなるだけで、やっぱ結局、どの部屋も3方向は壁ですよね。
たとえ角部屋だったとしてもプラス1方向が窓になるだけで、残り2方向は壁ですよね。
いやそんなん当たり前じゃん! って思ってる方はぜひ古民家を見学してみてください。
古民家、4方向ぜんぶ窓なんです。
このように。

土間アフター
土間アフター

これうちの土間なんですけど。
4方向に窓があるのがお分かりでしょうか。
土間だけじゃなく、居間でもキッチンでも東西南北どこからでも外が見えます。
すなわち「朝7時に部屋が真っ暗」なんてことは死んでも起こり得ません。
光が溢れまくってます。

光というと、環境がかなり違うのはお風呂。
ホテルやマンションのお風呂って自然光がないですよね。
ホテルとうちのお風呂も比較してみます。

ホテルのユニットバス
ハーフユニット

自然光で入るお風呂は死ぬほど気持ちいいですよ。
光だけでなく、窓があることによって視線が壁に遮られず、遠くまで抜けます。
さらにその先にはみずみずしい新緑のグリーンが輝いていたりします。
僕、都会の利便性を捨てて、代わりにこういう住環境を得たんです。

古民家暮らし

でさ、僕が言いたいのはさ、
この差が毎日続く! ってことだよ!
たまに利用する古民家カフェじゃないんだぜ!
毎日毎日毎日毎日ずーーーーっと僕はここで暮らしてるんだぜ!
そして何度も言ってるように人間は自然由来の気持ちよさは全然飽きない!
海や夕日を見飽きる人がいないように、この空間の抜け方、光と緑の世界に一生癒され続ける!!
という超特大なメリットに気付き、僕は古民家を選んだのでした。

ここまで読んで、
「はいはい金持ちの自慢っすか。はー読んで損したわ。くっさ」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そんな僕みたいに世の中を斜めに見てる人たちのために、次回はみんな大好きお金の話をやります!
この環境がいったい毎月いくらで手に入るのか、
そして都市部のマンションの家賃と比べてコスト的にどうなのか、シミュレーションしてみた。

待て次号!

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